夫の海外赴任が決まった。仕事を持つ妻の選択肢は?

女性のキャリア

もし貴方がバリバリ仕事をするキャリアウーマンだとして、最愛の夫に「海外赴任決まった!」と言われたらどうしますか?

「おぉ、そうきたか・・」「おめでとう!ついていくよ」「えー、、今!?困る」と、様々な思いを抱くかと思います。仕事を持つ女性にとって、「夫の海外赴任」の決定は人生でも大きな出来事ではないでしょうか。さてその時、妻としてどんな選択肢があるか一つずつみていきましょう。

選択肢1:日本に残って仕事を続ける

「念願だったポジションにやっと就いたところだった」、「跡継ぎなので離れられない」など、どうしても仕事を辞めずに続けたい場合、夫には単身赴任をしてもらい、妻は日本に残って仕事を続ける選択肢があります。

海外へ働きにいくといっても任期があるもの。赴任者の場合は、だいたい3~5年で帰国になります。期間限定の単身赴任を選択することで、妻は日本で変わらずに仕事を継続できます。

ただし、家に帰ってもすぐに頼れる夫が不在になりますのでそれなりの覚悟が必要です。特にお子さんがいる場合は完全ワンオペになってしまいますので、近くにご両親やきょうだい・ママ友など頼れる存在を見つけておく必要があります。

選択肢2:現在の仕事をリモートワークで継続する

次に、現在の仕事をそのまま海外へ持っていきリモートで仕事を続けるという選択肢です。例えばエンジニアやwebデザイン関連、オンラインで完結できるアシスタント業務や翻訳などの専門職、訪問の必要のない営業職などで可能になるかもしれません。ただし、ビザの問題夫の会社規定違反の可能性などが理由で、少しハードルがあがります。

ビザ問題>企業にとってビザのサポートというのは手続きも複雑ですしコストもかかります。夫が海外赴任になったからといって積極的にビザを発行してまで雇用を続けてくれる企業は少ないでしょう。

夫の会社規定問題>中には、アメリカやシンガポールなど帯同ビザでも働くことのできる国もあります。しかし、ビザの問題がないにしても、夫の勤め先が「妻が働くこと」を禁止していることが多いのです。これは、妻に収入がないのを前提に、家賃や医療費、その他生活の様々なところでの金銭的優遇を海外赴任手当として会社規定にしている為です。

妻に収入がある場合には、扶養手当や税金の手続きも複雑になる上、海外赴任手当の見直しも必要となり、要するに手間がかかり面倒なため、一律で禁止、としているのです。どうしてもリモートでお仕事を続けたい場合は、問題がないかご主人の会社に一度ご相談してみてください。

選択肢3:仕事は一旦やめて、新たな道をさぐる

最後は、すっぱりと仕事は辞める選択肢です。とても勇気のいる選択肢です。

今の仕事を辞めることで、それまで築き上げてきたキャリアは手放してしまうかもしれません。でも、新たな環境でまた新たな武器を手に入れることができます。「海外でゼロから生活を作る経験」は、望んでもなかなかできることではありません。普通の人とはひと味もふた味も違ったコミュニケーションスキル、リスク管理スキル、適応力、語学力を磨くことができます。それは必ずあなたのスキルになりますよ。

海外赴任帯同中はインプットの時間ととらえ、様々なことを吸収してください。帰国後新たな自分を発見できるはずです!

選択肢3をお勧めする理由

私個人は3番を選択しました。そして下記の理由から個人的に3番をお勧めしています。

家族の絆が深まる

私は約9年企業で営業職として仕事をしたのち、父親の会社にて経営を学び始めた時に夫の海外赴任決定の連絡を受けました。まだ父の会社へ入社して1ヵ月も経っていない頃です。

私の他に血族の跡継ぎがいないという問題はあったのですが、父もまだ元気でしたし、必ずしも私が後を継がなければいけないという約束もなく、父は私の決断に任せる、と言ってくれました。「血族にこだわって跡を継ぎ、経営者としてやっていく」、「自分の家族(夫)と一緒にいるべきだ」という考えの間で悩み、後者を取りました。

私は夫についていって本当に良かったと思っています。渡米後に子供が生まれ、アメリカで初めての子育てを夫と協力して頑張れたことはかけがえのない経験です。もうなんでも全て自分たちだけで解決しました。ずっと一緒で、イライラしても喧嘩しても家出もできません。海外生活で、夫との絆が深まりました。やはり、家族は一緒にいるのがいい、というのが私の考えです。

これからは個で稼げる時代

確かにブランクがあくと、企業に再就職するにはハードルがあがります。特に日本企業はブランクを嫌いますので、以前のような正社員職に就くことは難しいでしょう。

しかし、今は働き方自体が多様になりました。企業に属さずとも、フリーランスとして起業したり、ブログを書いて稼ぐこともできます。投資家としての一歩を踏み出すこともできます。

私は夫の海外赴任に帯同し「駐妻」になる選択肢をしたことで、のちに「起業」や「在宅ワーク」という新たな世界に出会う事ができました。

これからは「個」で稼ぐことができる時代ですので、是非新たな道を切り開いていってください!

それでも迷ったら…。こちらの記事を読んでみてください。

以上、仕事を持つ女性が、夫の海外赴任が決まった際にどうするかの選択肢についてお話いたしました。きっとこの記事にたどり着いた方は、今まさにご自身のキャリアをどうしようか悩まれているかもしれません。貴方の納得できるご決断ができますよう願っております。

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