夫婦時間、充実していますか?この質問にドキっとしてしまう方は多いのではないでしょうか?
私もその1人。子供が生まれたからというもの、毎日バタバタでゆっくり夫婦水入らずで向き合う時間なんて持てていないのが現実です。
私はアメリカでの子育て経験と、日本へ帰国後も外国人ママ友のおかげで外国人の夫婦のあり方を見る機会が多いのですが、日本人夫婦と比べ、外国人夫婦はいつまでもラブラブで仲がいいです。
夫が妻の肩を抱いて、目を見て微笑み合う。子供のお迎え時にちょっと見かけるこんな光景に、「いいなぁ」と羨ましくなってしまいます。

何がそんなに違うの!?
本日は私が外国人ママに学んだ「夫婦時間の過ごし方」をご紹介します。全てをすぐに真似することはできないけど、少しでも刺激になると嬉しいです。
夫婦2人の時間を大切にするためにやっていること
外国人夫婦は、子供が生まれてもとにかく夫婦2人で過ごす時間を大切にします。その為にどんなことをするのでしょうか?
子供が一人で寝られるようトレーニングする
まず日本との1番大きな違いは、欧米文化では子供は赤ちゃんの頃から自分の部屋で1人で寝るようトレーニングされることです。
特に私が住んでいたアメリカでは「ネントレ」への意識が高く、生後3~4か月からトレーニングが始まります。そのトレーニングがどんなに辛くても、子供が泣いて心が痛んでも、「夫婦の寝室に子供は入れない」「2人で過ごす空間を確保」させるため、夫婦一丸となって子供をトレーニングするのです。
ネントレが終わった子供は、幼い頃から親が寝かしつけをすることなく1人で寝ます。就寝時間がくると、絵本を読んだ後は”Good night~!”と言って電気を消して親は部屋を出るだけ。それでその日の育児は終了です!夜中に目が覚めても自分で眠りに戻れる子供が多いです。
寝かしつけって大変ですよね。子供を寝かしつけている間に疲れてしまってそのまま朝まで一緒に寝てしまうママやパパや多いと思います。日本のスタイルだと、子供が寝た後に夫婦で晩酌や映画鑑賞といった時間を楽しむのはなかなか難しいです。
ベビーシッターに預けて夜デートに出る
子供が寝る時に親を必要としないということは、夜にベビーシッター(または親)を呼べば、親は夫婦で夜ご飯デートに行くことができます。
ランチぐらいなら、子供が学校へ行っている間や親に見てもらってデートする日本人夫婦もいるかと思いますが、夜に出かけるってあまりないですよね。
外国人ママ曰く、夜出かけるのがお勧めなんだと。
昼間とは違う雰囲気で、大人でしかいけないようなお洒落なレストランへ行って、お酒を楽しむこともできる。夜の方がより昔の気持ちを思い出させてくれていいんだそうです。
ネントレをしてベビーシッターや親に預けて夜に夫婦で出かける。赤ちゃんの頃から当たり前のように夜デートを楽しむ外国人夫婦は多いです。
子供を置いて夫婦二人で旅行にいく
さらに驚くのが、子供を預けて夫婦2人で旅行にも行ってしまうのです。
アメリカにいた頃の話です。アメリカでは産後1年以内のできるだけ早い段階で夫婦2人で旅行にいくのが恒例行事のようで、ママ友にも「あなたはもう(夫婦2人旅)行った?」と聞かれることが多々ありました。
それも近場に1泊とかではなく、わざわざ飛行機に乗ってすぐには帰れないような場所に1週間滞在するような、なかなかガッツリな旅行です。日本人の私からしたら、赤ちゃんを置いて飛行機に乗って旅行するなんて考えられないですが、産後1年間って夫婦関係が大きく変わってギスギスしてしまう時期でもあります。そうならないよう、旅行までして元の夫婦の形を維持しようとする情熱は凄いなと素直に関心しました。
外国人ママだって努力している
そんな風に、普段からデートを重ねる外国人夫婦。ママ友同志の会話の中にも自然とご主人の話題が出てきます。それもラブラブな話ばかり。
え、ママ友間での会話ってだいたいは「夫の愚痴」で、それでストレス発散するんじゃないの?
普段からラブラブな外国人妻は夫への愚痴なんてないのね。この違い、もう日本人と結婚した時点で決まるんだと思っていました。
蓋を開けてみると同じ悩み
でも実際は、国籍関係なく同じだったのです。
先日、息子の通うインター幼稚園繋がりで仲良くなったフランス人ママ友と、初めて2人でランチへ行った時のことです。ひょんなことから私が「せっかく新しい料理を作っても、うちの夫は全然気づいてもくれないし、美味しいとかも全然言ってくれない…」と愚痴をこぼしてしまいました。
外国人ママにこんなことを言ってもきっと理解されない、日本人はすぐに夫の愚痴を言うって思われちゃうなと思ったのですが、そこで意外だったのが、
「分かる!!!うちも同じよー!!ほんと、男の人って、ぜんっぜん気づかないわよね」でした。
そこから、いつの間にか愚痴合戦。明るく笑い飛ばしているうちにスッキリ。
「なんだ、蓋を開けてみればみんな同じ悩みを抱えているのね」とちょっと安心したような気持ちになりました。国籍なんて関係ない。夫婦の悩みはみんな同じです。
子供も自分も大切。でも夫も大切にする意識
でも、そのフランス人ママは続けて言いました。
「子供との時間は一番大切。自分の時間も大切。でも、夫との時間もとっても大切。簡単なことではないけど、頑張ってるのよ。」
何もしなくてラブラブでいられる訳ではないんですよね。当たり前ですが、彼女たちも努力している。
その日、ランチを食べ終わって一通り話し終わったのが14時過ぎ。子供のお迎えまでまだ後1時間程度ありました。もうちょっとダラダラお喋りするのかなと思っていたら、彼女は在宅で仕事をしているご主人とコーヒー飲みたいから自宅に戻るとウキウキで帰っていきました。
そういう風に、たった1時間でも夫との時間を積極的に持とうとする姿勢があってこそなんですよね。はたから見ると羨ましく見える関係も、きちんと夫に向いているからこちらにも向いてもらえる。
自分の状況を嘆くより、果たして私はきちんと夫の方を向いているのか。そんなことを考えさせられます。
夫婦関係が良くなることのメリット
そんな外国人夫婦の仲がいい姿や外国人ママの努力を身近で見ていると、とてもいい刺激になります。
待っていても始まらない。自分から行動してみる
よし、夫と2人の時間を持とう!と気持ちが盛り上がったものの、ただ待っていても何も起きません。本当に夫という生き物は、せっかくデートをしたいと思っている妻に何故気づいてくれないのでしょう。
でも、フランス人ママだって自分でレストラン調べて自分から誘うって言ってました。もうここは私が動くしかない。でも口に出して誘うのはなんか嫌だ。そんな経験ありませんか?
そこでお勧めが、メール(LINE)で誘う方法です。口では言い出しにくくても、何気なくLINEで誘ってみましょう。きっと夫側も言い出せないだけで、誘ってみるとすんなりOKしてくれるはずです。
もちろん、いきなりディナーではなくランチでもOKです。とにかく、2人の時間を作るのです。我が家も相当久しぶりに2人で出かけることになりました。
家での会話が増える
たった1回、2人で出かけただけでも効果は十分あります。初めはぎこちなくても、時間が経つにつれ少しずつ昔の感覚を取り戻していきます。
そのハッピーオーラは帰宅後も続き、何となく家での会話が増えます。夫婦って少しのきっかけさえあれば、楽しく仲良く過ごせるんだなって思います。
子供が喜ぶ
夫婦の会話が増え、家にハッピーな雰囲気が漂うと、子供に伝わります。きっと息子は、今日パパとママがデートに行ったなんて分かっていないんですが、やっぱり雰囲気ってあるんでしょう。子供が嬉しそうなのがこちらも嬉しくて、もっとハッピーな雰囲気になっていきます。
何事も相乗効果で、自分たち次第で家庭の雰囲気を良い方向へ持っていくことができると実感しました。
継続していく
フランス人ママに、「ありがとう!あなたを見習って夫とデートしたら、楽しかったし家の雰囲気も明るくなったしいいことだらけ!」と報告しました。そこで言われたのは、「重要なのは継続する」ということ。
せっかくいい感じの雰囲気も、また日常の忙しさに忙殺されてイライラしたり夫と会話しなくなったり、すぐに元に戻ってしまいます。
だからこそ、継続がとても大切。毎週とはいかなくても、月に1回ぐらいは夫婦水入らずで出かけるよう、時間を合わせる、誘う、レストランを調べる、出かけたいところをピックアップする、など行動し続けることが大切です。
一見、ただただラブラブで羨ましいと思っていた外国人夫婦も、その関係が良くなるように努力していたんですね。忙しい毎日で、簡単なことではないけれど、やらなければ何も変わらない。
夫が冷たい、褒めてくれない、話すのが面倒、諦めた。
そんなネガティブな気持ちで終わるのではなく、たまには夫婦デートして明るく乗り切っていきましょう!私も頑張ります(笑)

昔の気持ちを思い出して!
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