こんにちは、元駐妻のcocoです。アメリカ赴任から帰国後は、日本の良いところを新発見する機会が増えました。特に旅行にいくと、まだまだ知らない日本の姿があったんだと感動します。こちらのカテゴリーでは、日本国内旅行レポートをお届けしたいと思います。

駐妻、元駐妻のみなさん、日本もなかなかいいところですよ!
今回は、長野県「上高地」です!
感動の絶景に出会える上高地:その歴史は?どうやって行くの?服装は?
上高地の歴史
日本を代表する山岳リゾートである上高地。場所は、長野県西部、飛騨山脈南部の梓川上流に位置しています。上高地が日本人や外国人観光客に人気の理由は、雄大な穂高連峰を間近に見られる上に、歩きやすく整備されたハイキングコース~上級者向けのトレッキングコース、本格登山など豊富な楽しみ方ができる場所だからです。
公式サイトによると、上高地周辺の山に人が初めて登ったのが1830年代ごろ。その後、1870年代にある雑誌で「日本アルプス」と紹介され、1916年ごろから登山道が整備され大衆向けに山が開かれていくようになったそうです。
1927年にあの芥川龍之介の小説「河童」の題材にされ話題となり、1940年代の山岳ブームでさらに火が付き、このあたりからマイカーやバス乗り入れで上高地の自然への影響が深刻化しました。現在はマイカー規制を実施しており、多くの人の理解を得ることで、上高地にはまだ手付かずの大自然がたくさん残されています。
上高地への行き方
私たちは、軽井沢から上高地へ向かいました。高速を使って2時間半ほどで上高地の手前に位置する沢渡(さわんど)駐車場エリアへ到着します。マイカー規制が通年実施されているので、これ以上先は車では入れません。ここからはバスで目指します。
この沢渡駐車場エリアには、市営や民間の駐車場が数多く存在します。各駐車場の付近にバス停があるので、車を止めたらバス停へ移動します。
私たちは、上高地に一番近い一番奥の「茶嵐」という駐車場へ止め、「茶嵐」バス停から上高地へ向かいました。茶嵐バス停から「上高地バスターミナル」までは片道およそ22分で¥1250です。詳しくは下記のサイトをご参考ください。




訪れた時期と服装など
上高地がオープンしているのは4月~11月。「残雪と雪解け」、「新緑」、「真夏のピーク」、「草紅葉」、「紅葉」とシーズンを通していつでも絶景が見られる上高地ですが、私がお勧めしたいのはずばり「紅葉」の時期!
私たちが訪れた2019年10月下旬は、まさに紅葉のど真ん中の時期で、黄金色の輝く森林、うっすらと雪化粧した山岳、秋晴れの太陽のもとキラキラと光り輝く透明な川。もう本当に素晴らしくて感動しっぱなしでした!また訪れるなら同じ時期に行きたいです。本当に何度でも見たくなる絶景を堪能できたので、とてもお勧めです。
10月ごろの上高地は、早朝は4~9度。日中は13~18度ぐらいまであがります。私は厚手の長そでトレーナーに長ズボン、その上に軽めのダウンを着ていきました。息子はヒートテックの上にロンT&長ズボン。厚手のカウチンを着ていきました。その日は晴れていたこともあり、歩き出すとすぐに暑くなってダウンやカウチンはリュックに。後半、日が陰っているところは寒くなったのでまた上着を取り出し体温調整をしました。
今回は一番易しいハイキングコースだったので、靴は普通のスニーカーで大丈夫でした。上級者向けのコースを予定されている方は、トレッキング用シューズをご用意くださいね。
子連れでも大丈夫!絶景お勧め周遊コース
今回の旅は、私、3歳になったばかりの息子、60歳半ば父、40歳過ぎの父の友人というメンバーで行きました。そうなるとやはり一番心配なのは息子。どこまで行けるか分かりませんでしたが、いざとなったら交代でおんぶしようということになり、上高地バスターミナルを降りたら河童橋へ向かい、そこから梓川沿いをあがって明神池で折り返して戻ってくるコースを行くことにしました。
案内によると所要約2時間のコースです。3歳児と一緒なので倍になる覚悟でスタートしました。




上高地バスターミナル~河童橋(標準:6分、実際:10分)
まず、上高地バスターミナルを降りて梓川沿いに出た瞬間。もうすでに心を奪われてしまいました。
こんなに透明な川、軒を連ねる雄大な山々、見たことない!!
いや、正確には一度見たことあります。スイスのアルプスです。学生の時にマッターホルンやユングフラウヨッホを訪れ、本当に心の底から自然の偉大さに感動をしたのですが、あの時と全く同じ感覚がよみがえりました。
えー!!知らなかった、知らなかった!日本にこんなに綺麗があるところがあるなんて、全く知らなかったー!!と何度叫んだでしょう。まだ始まったばかりでこんなに感動してしまい、この先どんなことが待っているのかとワクワクしました。
河童橋~梓川右岸~明神池(標準:60分、実際:105分)
そして見えてきた河童橋。ここは各コースの拠点になっており、お土産屋や軽食屋があるので人が多かったです。ここからの景色がまた素晴らしかったです。人は多かったですが流れがあるので、焦ることなく写真撮影は楽しめました。気づいたらここだけでも50枚近く撮っていました。
河童橋 河童橋から上流に向かって 河童橋から下流に向かって
梓川右岸を歩いていきます。道は整備されており、3歳の息子でも歩きやすかったです。もともと体力のある方だったので、一人でずんずんと歩いてくれました。時折通り過ぎる人からは「小さいのに偉いね~!」と声を掛けていただきました。周りをみても、息子ぐらいの年齢の幼児はあまり見ませんでしたので、もしかするとこの年齢でこのコースはなかなか珍しい挑戦だったのかもしれません。
岳沢湿原を始め、自然のまま残された貴重な自然の中を歩きます。途中、野生の猿に遭遇することができました。石や木の棒を拾って、水の流れを確認して、色々自然に触れて観察しながらゆっくり歩き進めます。
野生の猿に遭遇!
時間はかかりましたが、無事に明神池周辺まで辿り着くことができました。ここでカフェを見つけたので一服です。お腹が空いていたのですが、こちらのカフェではケーキと飲み物のみの提供でした。後で知ったのですが、明神池の手前のエリアにうどんや蕎麦といった軽食が食べられる場所があり、こっちでちゃんとご飯食べれば良かった~と少し後悔しました。。
明神池
明神池に入るには入場料300円がかかります(2019年10月時点)。中に入ると少し雰囲気が変わって、厳粛な空気が流れていました。本当に静かで日常を忘れる光景です。
明神~梓川左岸~河童橋(標準:50分、実際:70分)
河童橋よりも長く立派な明神橋です。ここから折り返し。梓川左岸を歩いて河童橋まで戻ります。
明神橋
実は、この左岸は右岸ほど景色の移り変わりがなく割と単調な景色が続きます。また午後になってこちら側が日陰になるので、だんだんと寒くなってきて体力が奪われます。息子もさすがに疲れてきて、何度か抱っこ、おんぶするように。前半と違って散策したり立ち止まって撮影したりということが少なかったので、思ったより早く戻ってこられました。
寒いですので、カイロが役に立ちました。また体力回復に、甘いスナックで糖分補給や水分補給は忘れずにしてくださいね!
河童橋まで無事に戻ってきました!3歳息子、本当によく頑張りました!!!河童橋に着いた時はすでに15時でしたが、小腹が空いていたのと温まりたくて、ここでお蕎麦を食べることに。その後、バスに合わせて上高地バスターミナルまで戻ったのが16時前。往路でバスターミナルに着いたのは11時ごろだったので、ちょうど5時間の上高地滞在でした。
まとめ:紅葉の上高地は本当に絶景!子連れで楽しもう
とてもとても楽しかった。とにかく最高のお天気に恵まれたこと、3歳息子が頑張ってたくさん歩いてくれたこと、何より想像以上の大自然の大絶景に出会えたことに本当に感動して幸せでした。一緒に来られなかった夫にも見せてあげたいと思いました。
道も舗装されているところが多く、小さい子供でも歩きやすかったです。ただ、周りには幼児は見かけなかったので、3歳で今回のコースは少しチャレンジなのかもしれません。体力のあるお子さんなら大丈夫です。
日本は国土の8割が山と言われているほど山々に囲まれた島国ですが、こんなに綺麗なところがあるなんて知りませんでした。もし時間が許すなら、お天気がいい日を狙って訪れてください。太陽の光を浴びてキラキラ黄金色に輝く森林は絶景です。紅葉時期の上高地は胸を張ってお勧めです!
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長野の魅力にはまり、2020年秋も行ってきました!是非ご参考ください。




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