コロナウィルスの影響で3月から始まった休校もひと段落。6月1日から再開された学校も多いのではないでしょうか?
兵庫県にある息子の通うインターでも、昨日から分散登校が始まったところです。再開に際しては、Social distancingの取り方や登下校スタイルなど新しいルールがたくさん設けられ、生徒にとっても、親にとっても、先生にとっても初めての挑戦が始まりました。学校が安全な場所でいられるよう、みんなで協力していかなければいけない大事なステージに入りましたね。
世のママさんたちも、それぞれの指示に従い我が子を学校へ送り出し始めたところで、果たして我が子の学校は他と比べて十分に対策がなされているのか、気になっているのではないでしょうか。
今回のブログでは、息子の通うインターではどんな風に学校再開に踏み切ったかシェアしたいと思いますので、是非一緒に学校再開について考えていきましょう!
新しい取り組み:全校生徒を3つのゲートに振り分け
我が家の通うインターは、プレ幼稚園~小学校6年生まで全10学年あります。以前までは、全生徒・保護者はみんな「正門」から出入りをしまいましたが、6月1日からは、「正門」「運動場」「裏門」と3つのグループに分かれて学校内に出入りすることが決まりました。この取り組みのおかげで、登下校時の送迎の3密を大幅に減らせると思います。
また、ゲートにて体温チェックがあり、校内は終日マスク着用が義務付けられています。
*6月1日朝の登校時には、大きな混乱もなくスムーズにできたと報告がありました。
新しい取り組み:クラスを分散させる
各クラスの生徒を大きく二つのグループに分け、交代で登校させます。例えば、下記の感じです。
チーム①の登校日
1週目:月・水・金 2週目:火・木
チーム②の登校日
1週目:火・木 2週目:月・水・金
この取り組みによって、息子の幼稚園クラスでは一クラスにつき最大で6名までの児童が教室内にいるようになります。通常と比べ、人口密度は大きく減ることになります。
周りの話を聞いていると、どこの学校・幼稚園/保育園も同じように曜日や時間で区切って分散登校からスタートしているようですね。ある私立の中学は土曜日も登校日となり、少しでも授業の遅れを取り戻そうとしているとのことです。
このようにクラスを2分割させると、半分のお友達には学校では会えないことになります。息子は一番仲の良かった子とはグループが分かれてしまい、このままのペースでいくと当分学校では会えないので、その辺り説明するのをどうしようと考えているところです汗 人口密度を減らせる点は安心ポイントですが、もう少し満遍なく色んな友達と会えるようになれば親としても嬉しいです。
新しい取り組み:教室内での過ごし方
教室内での過ごし方にも色々と変化がありそうです。幼稚園のルール表によると、滑り台やキッチンセットなどの遊具は撤去され、幼児は先生から与えられたオモチャのみ使用が許されるようです。粘土や本は自宅から一つだけ持ってくるよう指示が出ています。
以前までは9-13時のお預かりが、12時までに短縮され、ランチ時間も無しになりました。幼稚園だけでなく、当面は小学生も3時間のみ学校で過ごすことになります。上級生のママパパからは短すぎるとの声もありましたが、今はあくまでもテスト段階ですので妥当なのではないでしょうか。
天気が良ければバックヤードで過ごす時間が多くなるとのことでした。それは賛成ですね!だんだんと暑くなってきますが、感染症のことを考えると室内より屋外で過ごす方がリスクは少なそうです。
一番驚いたのは、教室内でのSocial distancingの取り方についてです。なんでも、一人ひとりにテープで区切られたパーソナルスペースが与えられ、児童はその中でしか自由を許されないというのです!小学生ならまだしも、2~3歳の幼児に理解できるのでしょうか・・?幼稚園クラスでもSocial distancingにここまで徹底しているのは、周りの幼稚園と比べるととても厳しい印象を受けます。この年齢で一番大切なのは、他のお友達との触れ合いだと思うので、なかなか難しいですね。。
今回の新しいルール決めについては、国のガイドライン、市のガイドラインをもとに、産業医と相談しながら作ったとの説明が校長先生からありました。
例えば、咳症状が出ている児童がいる場合にどのようなアクションを取るべきかなどの行動指針の詳細が書かれた”Health and Safety Policy”が10枚にも渡って届きました。
また、ドイツやデンマークなど、海外の学校とも連携を取りながら情報共有をしているとのことです。その辺はインターらしいですね。海外では9月まで休校を決めているところも多いと聞きますので、世界的にみると日本での学校再開は早い方かもしれません。
このように、インター校は海外にもネットワークがある為、今回のコロナについてはより状況の厳しかった海外からの経験をもとに、より厳しい措置が取られている印象を受けました。
世界がゆっくりと動き出したところですが、大きな混乱なく上手くいくことを願うばかりです。
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