コロナ対策として、日本全国の学校や幼稚園に日本政府から休校要請が出たのが3月。息子が通うインターも3月頭から休校が続いています。
インターナショナルスクールというのは、日本の学校教育法とは異なり各校独自のカリキュラムを持つと言われてますが、今回のコロナの件ではどういった対応が取られているでしょうか。本日はその辺りをレポートしてみたいと思います。
早かったオンライン授業への切り替え
私がコロナによる休校要請のことを知ったのは、ママ友LINEグループの投稿からでした。2月27日の夜7時半に、"You guys see the announcement from Abe? All schools to close for a month starting Monday"と、知らせが入りました。その1時間後には、校長から保護者宛に「まだ詳細は決まっていないが政府の要請に従い学校がクローズになる、また翌日お知らせする」と、フォローメールが届きました。夜にも関わらずすぐに連絡があったのには驚きました。
そして翌日28日午前11時、下記の旨メールが届きました。
たった半日で、ここまでの明確な指示ができるのは正直に凄いなと思いました。休校による親たちへのインパクトは大きいですし、特に仕事をしているママさんはLINEグループ内でも反発のリアクションが出ていましたが、学校からの連絡・指示が早かったのは救いでした。
そして水曜日、Google ClassroomsのID、パスワード、ログイン方法などの情報が発信され、以降はオンライン授業に切り替わったのです。
日本の学校では、いまだにオンライン授業が始まらないとよく聞くので、休校3日目でスタートできたのはかなり早い対応だったと思います。
初めてのオンライン授業。どんな感じ?子供の反応は?
初めはみんな訳分からず…
息子は3歳でプリキンダー(幼稚園の一つ下)のクラスに所属しています。こんな小さな子にリモートで授業なんてできるのでしょうか・・?
最初の課題は”The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)”から、数字や色合わせのワークでした。家庭でやったものをオンライン上で提出し、先生からのコメントが付きます。その他、動画で折り紙遊びや読み聞かせなどのコンテンツが届きます。週3回15分程度ビデオチャットの時間があり、課題やコンテンツについて先生から質問され、それに生徒たちが答える、という方法で簡単な授業が行われます。
ただ、2~3歳のクラスなのでもちろんスムーズにはいきません。ある子は意味が分からずボーっとしてますし、ある子は自分のオモチャをひたすら見せてくれますし、そもそも生徒の大半はオンライン授業に参加すらしていません。先生も初めての試みなので、音声トラブル、どのように進行していけばいいか分からない、といった難題に向き合いながらやっています。幼稚園に預けているのと違い、親も付きっきりでPC前に一緒に座りフォローします。
うちの息子も、最初はビデオチャットの訳が分からずただ座らされるのを嫌がって大変でしたが、週3回、回数をこなすうちに理解度が深まり、なんとか形になってきました。15分だけなのであっという間ですしね。
Meetというアプリを使ってビデオチャットをするのですが、最初は参加者全員の顔が見られず、「〇〇ちゃんどこ?」と息子も気が散っていました。そこで、“Google Grid View”をChromeにインストールすると全員の顔が見れるレイアウトに変更できました。スマホやタブレットでは上手くいかなかったのですが、PCでこの方法でできました。ビデオチャットで授業を聞くなら、全員の顔が見れる環境にするのをお勧めします。やり方は、下記の記事を参考にしました。

試行錯誤でどんどん良くなる
プログラムもどんどん増え、体育や音楽の授業もあります。先生も、今の感じどうだった?これならいけそう?と試行錯誤し、保護者もきちんとフィードバックをするからこそ改善していくのだと思います。その辺りざっくばらんと意見交換できる人たちが多いのはインターらしいな、と感じています。
この年齢だと授業内容というより、画面越しに友達の顔が見られる、モーニングソングやスナックソングをいうルーティンを忘れない、学校という存在を忘れない、というのが一番の目的になるかもしれません。なので、とにかく参加するのが大切だと思い、毎回参加しています。
小学生以上のオンライン授業はもっと本格的になるので、先生の準備が大変すぎて夜中まで作業していると聞きました。子供たちの勉強が遅れないよう頑張ってくれている先生方には感謝感謝です。
休校延長の判断は?
春休み明けまで、とされていた休校はその後延長を続け、現時点では5月31日まで休校が決まっています。
毎回校長先生からメールで届くのですが、休校については、国の方針、県の方針、ボードの方針、スクールドクターの意見、周りの他インターの動向などを全て勘案した上で決めているとのことです。
幼児へオンライン授業は無駄だ、早すぎる、という意見も聞こえてきますが、私は無駄だとは全く思いません。対面でお友達と過ごす幼稚園生活と比べれば環境は全く違いますが、それでもきちんと参加すれば何かは学んでいます。
また、そもそもシステムがよく分からない、繋がらないという人もいますが、そこは親が対処すべきところです。誰もが初めての状況の中、せっかく学校や先生が取り組んでくれているので、私たちもしっかり向き合いたいですね。


学校再開への道はまだ見えていませんが、自分たちに出来ることをしていくのみです。早くコロナが収束し、お友達に会える日が来るのを願っています。
以上、息子の通うインターでのコロナ対応をお伝えしました。オンライン授業導入についてはかなりスピード感のある対応だったと思います。
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