元駐妻の筆者は4年前、夫の海外赴任帯同をきっかけに専業主婦になりました。
昨年本帰国後も、息子がまだ小さいこと、新しい働き方や小さいながらも自身のビジネスを起業したことから、どこかの企業に就職することはしませんでした。
しかし、2020年8月から息子のインター幼稚園がフルタイムになったこと&インターの授業料が高いことから、新たにできた時間を使ってパートに出ることにしました。
ブランク4年!元駐妻さんやブランクがある女性にとって、「復職がどんな感じ?」の参考になれば嬉しいです。
ブランク4年、子育て中、自分の時間も欲しい。職探しの条件は?
実は私は3月に異文化コミュニティを立ち上げ、コロナ禍でも細々とイベントを開催して少しずつ売上を作っています。しかし、インターの授業料は容赦なく、本当は異文化コミュニティのビジネスで売上を積み上げたいけれど、なかなかそこまでは追いついていない状況。
そこで、それまで週3回9時~13時だけだった息子の幼稚園滞在時間が、毎日9時~15時半まで大幅に変わったこともあり、新たにできた時間で手っ取り早くパートで稼いでしまいたい、というのがきっかけ。目指せ5~6万/月。
てなわけで、私の職探し条件はこんな感じ。。。
- 息子がインター幼稚園にいる時間枠いっぱいいっぱい(9時半~15時とか)
- 車通勤OK(息子を車で送迎しているので、息子をドロップオフした後そのまま勤務先に行きたい)
- ブランクOK、未経験OKな事務作業や軽作業
- できれば英語が使えれば嬉しい
- 起業やブログの為の時間も確保したいので、週3回程度
- 月に5万以上稼げる
久々の職探し。。どうやって見つける?
こんな条件の合うところあるのかな。。
そこで、まずは検索サイトに「探している地域+パート」と打ち込んでみる。
すると検索の上位に「indeed」の案件が複数出てきました。あの、「バイト探しはインディ~ド」のCMのところですね。それまで就職と言えば正社員でバリバリ働いていた私は、実はここで「そうか、バイトになるんだ~」と少しだけ凹みます。いやいや、息子優先だし何より自分には起業がある、と気を取り直し中をみてみると、主婦や主夫OKのパートタイムのお仕事がたくさんリストアップされています。
そこで早速条件にぴったりの仕事を見つけたのです!場所良し、車OK、ママさんパートが多く時間の調整可能!肝心の仕事内容は、子供向け商品(おもちゃや生活用品)のオンラインショップでの「商品発送」でした。扱っている商品は馴染みがあるし、楽しそう!早速アプライをする為にindeedに登録しました。
応募に際して、履歴書と職務経歴書を準備します。indeedのサイト内にフォーマットがあるので、必要事項を入れていけば簡単に作成ができます。ただ、職務経歴書を書くなんて本当に久しぶり・・。これを機会に自分の棚卸をしました。どんな仕事をしてきて、何ができるか。
私は過去に人材コンサルをしていたこともあるので、職務経歴書の書き方は多少心得ています。コツは、自分の経験やスキルと企業が求めている人材をマッチさせること。
例えば、私は10年間数字を追う営業として割と表に立ってする仕事をしていました。ただし、今回は商品の発注チームの求人。検品や梱包、発注の際の書面確認などコツコツテキパキと時間内に仕上げることが求められる仕事です。なので、外へ出て数字を作るような営業の経験にフォーカスするのではなく、事務作業や業務効率化、きめ細やかなフォローなど裏方のお仕事に必要なスキルをアピールするように作成しました。
いざ、応募ボタンをクリック!

そして3日後、書類審査で見送りのお返事が届きました汗!!!
書類通過ならず。いや~とてもショックでした。。と同時に、自分の市場価値というものを改めて考えさせられました。冷静に考えて、30代後半、ブランク4年、3歳の子供付き、週3日のみ、未経験。望んでいるような仕事を見つけるのは簡単ではないかも・・?とちょっと焦りだしました。
もっと必死にならなければ!色々条件を付けすぎたかも、と反省。でもこの条件下での就労を希望しているのも事実。やはり息子第一、自分のビジネスもやっていきたい、その中で効率的にお金も稼がなきゃ。
その他、「タウンワーク」や「パートマイナビ」も主婦向けのお仕事に強そうだったので、色々登録して他の案件が出てくるのを待ちました。
そんな中、ふと思いついたのが地元密着の求人です。
私の場合、息子を9時に幼稚園へ車で送って行ったあと、幼稚園の近所で働き、3時半のお迎えにすぐにいけるような立地が一番の条件でした。そこである日、息子の幼稚園のご近所で求人を見つけるため、オフィスがいくつか入っているような商業施設を回り、求人を探しました。
見つけました!最寄り駅の掲示板に、いくつか求人の張り紙があったのです!小さいエリアなので、なんともアットホームな感じの求人がいくつか並んでいました。そこで一番気になったところに電話をしてみました。
採用が決まるまで:アプライ~面接
求人広告を見たと伝えると、担当の方が電話口に出てくださいました。そこで言われたのが「実は一人決まってしまって・・。でも場合によってはもう一人採用するかもしれない。ところで貴方の特技はなんですか?」と聞かれたのです。
いきなりー!全く準備していなかった・・!でもここが勝負だととっさに判断して思い切って言いました。
「え、英語です!!!」
もちろん、不安はありました。息子のインターのママ友とは英語で毎日のように話しているけれど、英語で仕事をするなんでもう何年もしていないし、私より英語ができる人なんてざらにいるし、英語がスキルなんて言っちゃって大丈夫かな・・。
「分かりました。一旦社内で確認して折り返します」とのこと。
そうして恐らく社長と確認してくれたようで、是非面接に来てほしい、とお電話で連絡を頂きました。
3日後の面接では、海外生活で得たもの、新しい環境に順応して自分の力を発揮できる力があること、子育てが優先だが息子は丈夫で風邪も滅多に引かないこと、などを楽しく明るく、マスク姿でも表情が伝わるよう頑張って伝えました。
すると、社長が出てきてくださって、「実は英語のアシスタント業務が出来る人を探していた」とお話があり、その場で採用が決まりました!



勤務時間や車通勤など、条件全てクリアです!やったー!!
出勤初日:久々の日本人コミュニティ
そして迎えた出勤初日。私以外にも主婦ママのパートの方が多く活躍されていてとても心強い。海外のアウトドア商品を扱う商社で、オンラインを通じて毎日注文が多数入りとても忙しい職場です。
よく考えたら、海外赴任帯同で渡米したのが2016年春。2019年に帰国後もインターに通う息子のおかげで外国人とのお付き合いが多いので、毎日まだ海外にいるような感覚が残っています。なので、かなり久々に日本人コミュニティに入ることになります。
そこで感じたこと。
- とにかく真面目な日本人:ずっと途切れることなく仕事をし続けています。アメリカではありえない!
- 姓で〇〇さんと呼ばれる:ファーストネームで呼ばれることが多かったので、久しぶりに自分の姓を思い出しました。
- みんな一緒に:ランチタイムもみんな一緒に行動し、休んだ気になりません・・笑
- 英語ができるとヒーローになれる:同時期に入社したベトナム人のエンジニアがいるのですが、彼に日本語の通訳をすると周りが「凄い!!!」とちやほやしてくれます。
ここまでがっつりな日本の環境は本当に久しぶりでとても新鮮です。皆さん本当にいい方で丁寧に仕事を教えてくださいます。高校生や大学生のママさんも多く、子育ての悩みも聞いてもらえそうです。
探せばある。自分の強みをしっかりアピール
というわけで、今の自分にぴったりな仕事が見つかりとてもラッキーだったと思います。新しい環境で新しい仕事というのは時にハードに感じますが、短い時間に集中してバッと働いて授業料の足しにできるならとてもいいですね。
今回思ったのは、ネットだけでなく地元の掲示板(駅や商業施設など)にあるような求人も見てみる。自分の一番の強みを知りアピールする。それが職探しの近道になった気がします。
同じような状況の方がいたら、まずはやってみる!をお勧めします。ちなみに、先輩パートのママさん曰く、「ブランク4年なんて短い!私なんてブランク10年だったわよ!」でした。数年のブランクなんて気にしなくて大丈夫みたいです^^
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