副業に人気【オンラインサロンオーナー】を少しだけかじってみて分かったこと

起業

近年よく聞くようになったオンラインサロン。キングコングの西野亮廣さんやホリエモンが主催しているサロンが有名でよく話題にもあがりますよね。

そして、世の中には有名人だけでなく一般人が運営しているオンラインサロンもたくさん存在しています。サロンオーナーとして成功すれば、月に〇〇万円も稼いでいる人もいるとか!?副業や起業として考えている人も多いようです。

実は筆者もサロンオーナーになるのに興味があった時期があり、オンラインサロンセミナーに参加してオンラインサロンを作ったことがあります。ただ、その後うまく運用はできずやめてしまいました。本日はオンラインサロンって何?と、少しかじってみて学んだことなどをシェアしたいと思います。

初めに・・オンラインサロンとは

オンラインサロンとは、一言でいうと月会費制のfacebookグループ、ということになります。自分の興味のあるfacebookのグループ(サロン)に毎月会費を払って所属し、クローズドのコミュニティで情報交換するものです。オンラインだけでなく、オフラインの交流も頻繁に行われているサロンも多いです。

多くの人が家庭会社という居場所を持ち、その両者の行き来のみで毎日を営んでいると思いますが、こういったサロンに所属することで第三の場所ができ、家でもない、オフィスでもない新しい自分でいられる、というのが人気の理由です。サークルみたいなものですが、わざわざお金を出して参加することで、冷やかしや節度の悪い人を避けられる、意識の高い人同士が集まり相乗効果が得られるなどの特徴があります。

なぜオンラインサロンを作ってみようと思ったのか?

夫の海外赴任でアメリカに3年住んでいた我が家ですが、アメリカ滞在中に不動産投資を始めました。2019年5月に本帰国した際には、「不動産」と「海外」をキーワードに人とのつながりを探していました

そこで、ある不動産関連のビジネスセミナーに参加しました。内容はよくある一般的なものでしたが、その主催会社は他にも色々とセミナーを企画しており、その中で「オンラインサロン」という言葉を知りました。

少し話を聞いてみると、何やら同じ志を持つ仲間と出会い切磋琢磨する場所(サロン)をオンライン上で作るというもの。誰でも簡単にオーナーになれる。作るのはタダ。人と人をつなぐ場をプロデュースできる…。

なんか面白そう!!

海外好きと不動産ビジネスをつないで経験・知識を共有できるようなコミュニティをオンラインサロンで作りたい!と思うようになったのです。あと、何となく「不労所得」になるかも?という思いもあったんですね。そこで、別途「オンラインサロン」のセミナーに参加しながら実際に行動に移してみることにしました。

オンラインサロンを作るまでにやったこと

SNS(facebook)で情報発信

まずは、オンラインサロンのプラットフォームであるfacebookの運用を始めました。自分のサロンのテーマにそって有益情報を発信をして、友達を増やしていく作業です。これまでもfacebookは使っていたけど、「〇〇へ行った♩」や「〇〇に会った^^」など完全にプライベート利用でした。というか、そういう使い方しか知らなかったんです。でも、今回新たにアカウントを作りビジネス向けに使用するようになって知りました。世の中に、自分のビジネスにつなげる為に情報発信している人のなんと多いこと!有益な情報をコツコツ発信し続けることで、自分の取り組みに興味を持ってくれたり、そこから新しいビジネスが生まれたり、SNSって今はそんな風に使えるんですね。とにかく、「不動産を持つ利点」や「海外生活のいろは」などコツコツ発信を続け、facebook友達を増やすよう頑張りました。

本を読んでコンセプトを考える

次に、オンラインサロンに関する本を読みました。セミナー主催者からこの2冊は絶対読むよう事前課題にされていました。オンラインサロンの基本的なことから作り方まで詳しく解説されているので、初心者にとても分かりやすいお勧めの本です。

本を読みながら、自分がどのようなサロンを作りたいか構想を練ります。私は、ジャンルは「海外×不動産」で「仲間を見つけて一緒に頑張るタイプ」の組織にしたいと思いました。組織のタイプには、そのほか「先生になる」や「応援してもらう」などがあると本で紹介されています。

サロンの中身や方向性を示すのはとても重要なことなので、サロンオーナーになりたい方は初めにしっかり勉強するようにしてください。コンセプトにブレがあると後々自分でも訳が分からなくなってしまいます。

実際に作ってみて分かったこと

3か月ほどの準備期間(facebookを育てる&課題図書の読了&サロンの中身を作る)を経て、いよいよセミナー日がやってきました。セミナー内では、主に集客運用のところを教えてもらいました。

集客が大変

考えに考えてコンセプトを作り上げ、メンバー参加型のアクティブな構図が描けて自信満々のサロンが出来上がりました。で、いざfacebookを使ってメンバーを募集!

。。。

でもそんなに簡単にはいきません。私は月会費を2980円で設定しました。興味を持ってくれた人もいましたが、あーお金要るんだね~じゃあいいやと言われることが続きます。

facebook上でやり取りしたことはあるとはいえ、たかだか3か月オンライン上のみでのお付き合い。やっぱり会ったこともない、実績もない、よく分からない人のお金のかかるコミュニティに軽々入ってくれる人なんて早々いません…。初月無料と打ち出してみましたが、なんだか余計に怪しいですよね汗 

オンラインサロンの集客をしてみて改めて気づくのですが、芸能人や〇〇分野である程度確立しているようなインフルエンサーでなければ、いくら内容に自信があっても人は集まりません。

なんだかやり方を間違えていた気がする…。私に出来ることをもう一度考えてみよう。

運営に手間がかかる

中には「オンラインサロン」=「不労所得」と謳っているセミナーがあったりサロンオーナーがいたりするので、サロンさえ作ればあとは勝手に毎月お金が入ってくるんじゃ?と思ってしまう人もいるかもしれません。でも、そんなことはありません!!

初めのうちは、サロンメンバーの交流を促すアクション、サロン内記事の更新と改善、オフラインイベントの企画、より良いコンテンツを作るための勉強・自己投資、などやること目白押しでとてものんきにサロンオーナーを名乗れる代物ではなかったのです。しかも、私のような普通の一般人ではメンバーがなかなか集まらない。facebookで引き続き有益情報の発信を続け、自分を売り込みます。

正直言って、とても手間のかかるお仕事です。もちろんやりがいは100%あると思いますが片手間に出来るものではないので、副業でサロンオーナーとしてやっていきたい人はそれなりに覚悟が必要です。

結局のところ、オンラインサロンでなくてもよかった

想像していなかった「集客」でつまづき、もう一度出直すことにしました。全く見ず知らずに人に声をかけられても納得させられる「信頼」が私にはなかった。一旦作り上げたサロンはメンバーが一人も増えることなく終わりを迎えました。。

そんなこんなで、オンラインサロンのこともfacebookでの発信のこともすっかり忘れていた頃、突如私の中に新たにやりたいことが沸き上がってきました。それが、

「息子の通うインターのママ友に、日本のローカルの生活をもっと知ってもらえるようなコミュニティを作りたい!」

そこからすぐに形にし声がけをしたところ、今度は15人ほどがメンバーになってくれました。毎週オンライン発信しているコラムで日本のライフスタイルを紹介したり、対面での浴衣体験イベントを企画したり、とても楽しんでいます。またママ友からも有益な情報をいつもありがとう、と喜んでもらえています。月会費はとっていませんが、イベントではお金をいただいています。

そこで、ふと「オンラインサロン」のことを思い出しました。

あ、今私のやってるこれって、オンラインサロンと一緒だ!

そうなんです。「オンラインサロン」という言葉は確かに新しいですが、同じ志を持つ仲間が集まり、何かを学ぶということでつながっているという点では、結局は昔からあるサークルやコミュニティと同じです。

ただ一つ上記に述べたように、オンラインサロンでは、会ったこともない、見ず知らずの人でもメンバーの対象になり得る、というところが新しいポイントになるかもしれません。

【まとめ】オンラインサロンをかじってみて分かったこと

facebookでの有益情報発信でどれだけの信頼を得られるかが集客する上で重要

オンラインサロン運営は不労所得では決してない

特定の誰かのためにやりたい、という相手ありきのコミュニティづくりの方が、軌道に乗せやすい

「オンラインサロンオーナー」に興味のある方に、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

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