バリキャリ女性が駐妻を選択して後悔しそうになったら読みたいマインドセットのお話

女性のキャリア

仕事を辞めて駐在妻になる選択をした貴方。それまでの生活が一変して、後悔しそうになったことはありませんか?不安に押しつぶされそうになったことはありませんか?

安心してください、あって当然です。

私もそうでした。後悔して喧嘩になり夫との仲が険悪になる事態も…。

今日はそんな時に読んで欲しいマインドセットのお話です。

元バリキャリ駐妻に訪れる試練は2回

仕事をバリバリ頑張ってきた女性はもともと真面目で向上心が高く、常に成長したいという気持ちが強いです。それがゆえに、自分が前に進めているかの実感が得られない状況は非常にストレスになり、仕事を辞めて駐妻になったことを後悔したくなるのです。

そのタイミングは大きく2回訪れます。

  • 駐在妻になって生活が落ち着いてきた時
  • 本帰国して駐在妻になる前の自分を思い出した時

この2回の試練を上手く乗り越えることで、後悔することなく自分の決断に自信を持って人生を歩んでいけます。

試練その1:駐在妻になって生活が落ち着いてきた時

変化する気持ち

今までさんざん仕事で忙しかったので、少しゆっくりしよう。家を片付けて、ご飯を作って夫の帰りを待つ。自分が専業主婦になるなんて夢にも思わなかったけど、きっと楽しめるはず!

そんな思いを抱き、晴れて駐妻になって現地入り。夫と合流し、近所を散策したり生活用品の買い出しをしたり。1週間ほど経って一通り案内をしてもらうと、いよいよ旅行気分もなくなり本格的に生活し始めます。

携帯を契約して、運転の練習をして。そうして1ヵ月ほど経って現地に馴染んできた頃、ふと孤独感、無力感に襲われます。理由は、一言でいうと「特にすることがない」からです。

夫は毎日仕事が忙しそうで、新しい環境で頑張っている。自分はと言うと、仕事もない、会う人もいない、行くところもない。今週はご飯を作る以外予定がないということに気づく..。

バリキャリタイプの女性は、この「何もすることがない」という状況が非常に居心地悪いのです。

日本で仕事をしていた頃は、頑張れよと上司から「期待」され、お疲れ様!と同僚と「労い」、ありがとうとお客様から「感謝」される。その一つ一つが成長の場で、これまでの自分を作りあげてきました。

その一切のアクションがなくなることで自分が何かの役に立っている、成長しているという実感が得られにくくなります。こんな環境で大丈夫か、いつか社会復帰できるのかと不安が押し寄せ、どうしようもなく後悔したい気持ちになるのです。

持つべきマインドセット

これを乗り越えるマインドセットは、「仕事に関しては夫を最優先する」と潔く覚悟するしかありません。優先順位を夫のキャリア>自分のキャリアに置き換えるのです。

正直、後悔してもどうしようもないことです。自分でついていくと決めたのですから、帯同中は自分のキャリアのことは一旦置いておき、とにかく夫が仕事で成功するよう応援する。陰で支える。

自分の将来が心配になるのは当然ですから、簡単なことではありません。マインドセットを変えるコツは「期間限定」と思うことです。

「今」は、夫の仕事の成功を最優先にするけど、帰国したらまた自分も仕事しよう。

期限を決めると、「いつか社会復帰するまではとにかく今を楽しもう」「じゃあ、そのために準備しよう」と思えてきます。海外で暮らすなんて、なかなかできない貴重な体験です。是非何かをインプットする期間にしてください。

マインドセット1

帯同中は「期間限定」で夫を優先すると決めてきた。その間に、人にはできないことを経験して必ず自分のスキルアップにつなげる!

試練その2:本帰国して駐在妻になる前の自分を思い出した時

仕事をバリバリやってきた女性は、どんな困難にも立ち向かって頑張るその強さがあります。第一の試練を乗り越え気持ちの整理がつけば、きっと海外生活を楽しめるでしょう。

楽しむだけでなく時間のある今がチャンスとばかりに、語学力の向上、異文化体験、ビジネス本のインプットなど海外生活をフル活用してスキルアップしていけます。

さて、めいっぱい楽しんだ、成長した。胸を張って日本に帰ろう!

やってくる葛藤

本帰国すると、以前一緒に働いていた元同僚や仕事を続けている旧友が声を掛けてくれ、ランチ会や報告会をセッティングしてくれます。

ウキウキして向かった先で目にするのは、変わらず仕事をバリバリ頑張っているみんな。

すると、海外で一皮むけたはずのキラキラした自分が霞んでしまう瞬間があるのです。

「あれ、私もあの時仕事を辞めていなければ今ごろこんなだったのかな?」「社会復帰したところで同じようなお給料を稼ぐなんて自分にはもうできない…。」

海外で過ごした時間をまるごと無駄にしてしまったんじゃないか、とさえ感じてしまいます。

持つべきマインドセット

そんな時は、二つの「個」でとらえるようにしてください。

一つ目の「個」

「個人」の「個」です。企業に属するのではなく、あなた個人の人間で考えてください。

大手企業に勤めている友人を見ると、もう自分には一生入ることのできない世界に見えて羨ましく感じてしまうものです。

でも、企業に属するのが一番偉いことでもありません。今の時代はフリーランスや起業家など「個」で稼ぐことに挑戦しやすい環境です。通勤場所や時間に縛られることなく、自分主体の生き方をしてみませんか?

二つ目の「個」

「個別」の「個」です。グループでなく、個別にお付き合いしてください。

組織の中に戻ると、必ず多数に負けて引け目を感じやすくなってしまいます。

複数の人に一度に会えるし楽しいのでついついグループで会いたくなりますが、特に帰国して間もないうちはやめておいた方が無難です。

1対1だと、元同僚や旧友が日本で頑張っていた間、自分だって海外で家族の為に頑張ったこと、夫を支えたこと、たくさんのことにチャレンジして得たことを生き生きと話せるはずです。

マインドセット2

企業やグループに必ずしも属する必要はない。自分主体の人生を切り開いていく。

人付き合いは「個」で深める。

駐妻という特別な経験を「武器」にするために

「海外で一から生活を立ち上げる」って凄いんですよ。世の中の数パーセントの人にしかできない貴重な体験です。

いま現在駐妻の人は、是非駐妻という立場でしかできないことを意識して過ごしてください。そうすることで帰国後に向けた準備をすることができます。

準備と言っても、帯同中に特別な資格を取るとか、そんな明確なものでなくて大丈夫です。(もちろん、帰国後の再就職に備えて〇〇の勉強して資格とるぞー!というゴールがあるのも素晴らしいことです!)

経験を武器にする
  • 広い視野を手に入れる → ビジネスチャンスが広がる
  • 日本語以外で外国人と交渉する、意見を主張する → 外国人を相手に仕事ができる
  • サポート側の立場を知る → 新しいポジションを開拓できる
  • 家族時間が増えて夫婦(家族)の絆が深まる → 働く原動力となる

駐妻として過ごしていると、日々の生活の中だけでもこんなにもたくさんの武器を手に入れることができます。後悔する必要はないですよ。安心してください。

元バリキャリの駐妻さん。後悔しそうになったら何度でも読みに来てくださいね!

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