元駐妻が仕事復帰する前に読んでほしい。ライフワークとその見つけ方!

女性のキャリア

仕事を辞めて駐在妻になって、あっという間に任期が終わり日本へ本帰国。さぁ、これからの人生どうしよう、とお考えの元駐妻さんも多いかと思います。中には、帰国前から人材紹介会社や派遣会社へ登録し、すでにエージェントとの面談を控えているスーパー元駐妻さんもいるかもしれません。

帯同前に就いていた職種に戻りたい方、とにかく何でもいいからパートに出ようとお考えの方、何も決まっていない方。仕事へのモチベーションやステージは様々だと思います。でも皆さん同じように、この先の人生に不安を感じていると思います。

本日は、元駐妻が今後の人生もずっと輝いて居られるよう、仕事を決める前に少し意識して欲しい「ライフワーク」という考え方についてお話したいと思います。今後のお仕事を考えるときに少し目線を変えて考えてみてもらえると、何か違うものが見えてくるかもしれません。

「ライフワーク」という考え方

まず初めに..ライフワークとは

「ライフワーク」という言葉について考えたことはありますか?ウィキペディアでは下記の通りで説明されています。

人が生涯の仕事として人生を捧げたテーマのことである

Wikipedia

人生をかけてやりたい事、自分にとって全く苦にならないことです。言い換えれば、そこに報酬がなかったしても自分の時間と労力を使えることです。そんな仕事に出会えたら幸せですよね。

女性も男性も仕事をしているほとんどの人が、あまり「ライフワーク」については考えたことがないかもしれません。特に30代だと、責任も大きくなり毎日忙しくて、果たして今目の前で取り組んでいる仕事が「一生をかけてやりたいテーマか」などと考えている暇もないと思います。お給料がもらえるんだから、つべこべ言わずに頑張るという人が多いのではないでしょうか。

しかし、貴方にはチャンスがきました。夫の海外赴任帯同の為に仕事を辞めた。それは確かにそれまでに築いてきたものを手放す、というネガティブなことだったかもしれません。でも、こんな機会がないと立ち止まって自分のライフワークについて考える機会なんてこなかったでしょう。

なので、立ち止まった今がチャンス。経験があるから、とりあえず稼げるから、なんとなく募集しているから、という理由で仕事を見つけるのではなく、是非「ライフワーク」という側面で自分が本当に人生でやりたいと思う事を見つけてみてください。

自分の人生でやりたいテーマはありますか?気づけばずっと続けていること、大好きなことです。それを仕事にできたら最高ですよね。周りの誰かに言われたからやるのではなく、自分主体の生き方ができるはずです。

ライフワークのメリット

ライフワークというのは、人生をかけて大成していくものです。企業勤めのように、”目の前に与えられたプロジェクトの成功”や”5年後の売上を考える”、というものではなく、自分の最期の時までやり続けることができます

また、今自分が置かれている環境が変わったとしても、成長スピードをコントロールしたり形を変えたり、自分次第で進化できるのもいいところです。例えばまた夫の海外赴任に帯同することがあっても、自身のWebサイトやSNSなどで続ける、本を読む/勉強のインプットの時間にする、などができます。

場所が変わっても、年齢を重ねても、自分自身のライフワークは変わらずに継続していけます

ライフワークのメリット

お金の為ではなく、自分のやりたい事の為に働くようになる=自分が人生の主役になる

今後また夫の海外赴任や転勤があった際に、迷いなくついていくことができる

ライフワークの見つけ方

とはいえ、人生をかけてやりたいテーマと言われてもよくわかりませんよね。そもそも仕事を辞めて3年(長い方だと5年など)、日本からも社会からも離れてノホホンと駐妻やってたんだ、私には何もない!という声も聞こえてきそうです。

でも、元駐妻の皆さんだからこそ持っている何かがきっとあるはずです。何年も海外で暮らすということはなかなかできることではありません。そんな貴重な海外生活の中で、自分で思う以上に人生で大切な何かを手に入れていると思います。

ではここで、ライフワークの見つけ方の例を少し見ていきましょう。

ライフワーク:趣味から見つける

何か趣味として続けていることはありませんか?道具を揃える、プロに習う、失敗しないよう勉強する、など、自分の時間と労力を注ぎ込んできたものです。昔に経験して再開したいこと、やったことはないが昔から気になっているというものでも大丈夫です。

可能性のあるもの:ガーデニングや絵画などの教養系。ヨガ、ロードバイクなどのスポーツ系。カメラ、ゲームなどの専門系。

毎日のルーティンから見つける

毎日繰り返し行っているルーティン。実はその中に貴方のライフワークが紛れているかもしれません。ルーティンだからこそ、効率的に工夫してこだわって取り組んでいることってありませんか?何か自分の特技になっていることがあれば注目してみましょう。

可能性のあるもの:料理、掃除・収納、子育て、英会話など

友達や家族に聞いて見つける

自分では自覚していないものを見つける場合に有効です。「私の特技って何だと思う?」と、親しい友人や家族に聞いてみてください。この方法だと、ハード面だけでなく、ソフト面でも気づかされることが多いかもしれません。

可能性のあるもの:話を聞いてくれる/応援してくれるスキル、向上心、海外で友達の作り方など

日本を離れこの数年、海外で見つけたものはありませんか。是非考えてみてください。

ライフワークを仕事にする方法

ライフワークを仕事にするには

ライフワークが見つかった場合、どのようにして仕事につなげることができるでしょうか?代表的な例をあげてみます。

1.企業に就職する

一番わかりやすい方法が、自分のライフワークと一致する職種で募集がある企業に就職することです。ただし、この方法は、まず自分が望む職種に出会う可能性が低い、ブランクがあるために就活に不利、などハードルが高いです。仮にそんな仕事に就けたとしても所詮は雇われの身なので、いつの間にかやりたい事とそれた業務をしている、ということもあり得ます。また、再度夫に海外赴任や転勤の話がきた際にはまた悩むことになります。

3.教室を開いて起業する

料理教室やヨガ教室など、自分が本気で取り組んでいる分野で教室を開き起業する方法もあります。教えるのが好きな人には、ライフワークを直接伝承できるので満足度は高くなるでしょう。自宅を教室にする、まずは友人に声をかけてみる、などがハードルが低く始めやすいかもしれません。

4.ブログやSNSで発信する

今の時代、ブログやSNSで自分の経験や知識・考えを発信するのが簡単にできるようになりました。フォロワーさんを増やし、自身のテーマについて直接伝えることができます。自身のブログやSNSが育って影響力がつけば、スポンサーがついたり広告で稼ぐことができます。発信内容が評価されれば企業側から仕事を依頼されることもあります。

注意点:ライフワークと趣味って何が違うの?

重要なのは、貴方の経験・知識を「必要とする人がいるか」を意識できているかどうかです。自分だけ良ければハッピーという一方通行の行動は、ライフワークではなく、趣味になってしまいます。自分が楽しければいいという自己完結ではなく、貴方の持っている経験や知識を必要としている人と分かち合ってその人の悩みを解決したいという願望があるのがライフワークです。

例えば、「ヨガ」の場合。「健康にいい」「気持ちをフラットに保てる」など、ヨガをすることによって貴方が感じるメリットがあるとします。ヨガこそが自身のライフワークと思い長年続けている貴方は、恐らく、今度は誰か別の困っている人をヨガで助けたい、と願うはずです。「肩こりに悩んでいる人にヨガのストレッチ法を教えたい」「ストレスを抱えている人をヨガで元気にしたい」というように、誰かの問題を解決する手段として考え、またその為に一生かけてそのスキルを向上していきたいという思いがあるか?貴方がヨガをすること/伝承することで人を幸せにできると思い行動できるかがキーポイントです。

一度キャリアがストップした元駐妻さんだからこそ、今このタイミングで「ライフワーク」について考えて頂ければと思います。ライフワークは最初はお金になりにくいですが、好きなことを極め、それを必要とする誰かに届いた時、後から必ず稼げるようになると思います。

これからは、、仕事は「ライフワーク」でいきましょう!

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