海外に住んでいる駐妻さん、お子さんの日本語教育はどうされていますか?小学生以上であれば、補習校や家庭教師をつけているご家庭も多いですね。未就学児の場合は特に何もしなくて大丈夫でしょうか・・?
我が家の場合、息子はアメリカで生まれ2歳半までアメリカで育ちました。日本人がとても少ないエリアだったので、息子は自宅で私と夫の日本語を聞くのみ。海外赴任が終わって日本へ帰国するとき、子供が困らないよう言葉や文化の面で何かできることがあればと考え、「こどもちゃれんじ」を受講することにしました。
海外駐在員ならではのサポートもあったのでとても助かりました。
こどもちゃれんじ(海外)受講のきっかけ
youtubeで見せてみたら食いついた
きっかけは、先輩ママさん。ご主人のアメリカ赴任に帯同されてきたご家族で、4歳になるお子さんがいらっしゃいました。4歳といえばフロリダではVPKといって幼稚園が始まる年齢です。現地の子供たちに混ざって授業を受け、どんどん英語が伸びている様子です。そういえば、日本語ってどうしてるの?聞けば、お子さんが1歳の頃からずっと「こどもちゃれんじ」を続けているとのこと!
「しまじろう!」
私自身、子供の頃に受講した記憶があり、しまじろうはもちろん知っていました。そこでyoutubeにあった「こどもちゃれんじぷち」の体験版を息子に見せてみると、食いつく食いつく!
しまじろうが歌のお姉さんと一緒に、歌ったり、踊ったり。ちょうど息子の興味のある働く車が紹介されたり、私がよく歌う日本の童謡も流れたりして興味深々でした。確かに日本語の動画って全然見せたことがなかったけど、息子にとったら母国語。理解できるし面白いに決まっている。
面白いだけでなく、色・形を学ぶお勉強要素や、トイレ・お出かけ時の行動や日常生活のこと、お友達に譲る・ごめんなさいをするなどの社会集団行動への指南など、様々な面からのアプローチがぎゅっと凝縮されていて、これはかなり役立つ教材だと思いました。
先輩ママの「大切なことは全部しまじろうが教えてくれた」という名言に後押しされ、息子が1歳半の時に我が家も「こどもちゃれんじ」を導入することに決めました!
駐在員は送料面でサポートがある
もう一点後押しをしてくれたのが、夫の会社からの駐在員向けのサポートでした。
こどもちゃれんじは、毎月DVDや本、知育玩具などの荷物が届きます。海外受講だと、郵送に関しては外注になるのでその分コストがかかります。もう一つの方法として、日本の家族に手配してもらいある程度まとめて海外送付してもらうこともできますが、それでもかなりの郵送料がかかってしまいます。
有難いことに、海外駐在員の場合はその海外送料を会社が負担してくれるのです。日本にいるのと同じように、実際の教材費だけで受講ができるのでとても助かりました。
このように、海外駐在の場合は子供の教育面で何かしらのサポートがある場合が多いので、一度確認してみてください!
こどもちゃれんじ海外受講概要
基本プログラム
海外も国内と同様のプログラムを受講できます。こどもちゃれんじは、年齢別にプログラムされています。(下記の生年月日の記載は、2020年12月現在のものです)
- 0歳:Baby(2020年4月2日~2021年4月1日生まれ)
- 0歳~1歳:Baby・ぷち(2019年4月2日~2020年4月1日生まれ)
- 1歳~2歳:ぷち(2018年4月2日~2019年4月1日生まれ)
- 2歳~3歳:ぽけっと(2017年4月2日~2018年4月1日生まれ)
- 3歳~4歳(年少):ほっぷ(2016年4月2日~2017年4月1日生まれ)
- 4歳~5歳(年中):すてっぷ(2015年4月2日~2016年4月1日生まれ)
- 5歳~6歳(年長):じゃんぷ(2014年4月2日~2015年4月1日生まれ)
各種4月号から始まっています。お子さんの誕生月に合わせてどのプログラムが対象か確認してくださいね。
我が家は当時1歳半。こどもちゃれんじぷち4月号からスタートしました!

オプションでリズムと読み聞かせを強化
上記の基本プログラムに、下記のオプションを追加することができます。
【各オプション教材の特徴】
●読み聞かせプラスコース 豊かな感性を育む絵本をお届けします。
●表現プラスコース 自分なりに工夫する楽しさを感じられるアートセットです。
●「知育プラスコース」「考える力」を伸ばす内容になっています。
●「好奇心プラスコース」 お子さまの興味を広げ、好奇心を育みます。
●「リズムダンスプラスコース」音やリズムに合わせて、体を動かすことが大好きになるコースです。
●「サイエンスプラスコース」(すてっぷ・じゃんぷのみ) 身のまわりのものへの興味を引き出し、おうちでできる楽しい実験を通して、科学的なものの見方・考え方を身につけられます。
こどもちゃれんじHPより
我が家は、「読み聞かせ」「リズムダンス」「知育」を追加で申し込みました。どれも楽しく学べるお勧めオプションですが、中でも「読み聞かせ」は特にお勧めです!!
海外にいるとなかなか日本語の絵本は手に入りにくいですが、こちらのコースに申し込んでおくだけで毎月新しい絵本が届きます。内容もとてもいいです。絵のタッチもバラエティがありますし、内容は短いので寝る前の読み聞かせにぴったりです。息子はどのストーリーも大好きで、4歳になった今でも一緒に読んでいます。
知育は、色・形・長さなどの概念をちょっとした仕掛けのある教材を使って学べるものです。リズムダンスは専用DVDがあって、映像を見ながら一緒に歌ったり踊ったりするものですが1歳、2歳では少し難易度が高いようで息子はただ見ているだけでした。
読み聞かせプラスのラインナップ 知育プラス教材の中身 オプションを付けるとこれだけの教材が届きます
こどもちゃれんじ海外受講おすすめポイント
連続する教材が定期的に届く
こういった講座のいいところは、1回きりで終わらずに関連した教材が定期的に届く、ということだと思います。
例えば、トイレトレーニング。トイトレの内容は、トイトレに適した季節と言われている夏の7月号から始まります。
まず7月号では「トイレとの出会い」です。

そして8月号で「トイレに座ってみる」

9月号はお腹がムズムズしたら「自分からトイレに行くと言ってみる」

決して一つの月で完結しようとせずに、子供のペースに合わせてゆっくり何度も繰り返しトイレに触れることで、子供の中にもすんなりと入っていく様子が見られました。トイトレの絵本は他にもたくさんありますが、こうして定期的に触れて学んでいくタイプってあまりないと思います。
他にも、いろっちというオリジナルキャラクターが色を教えてくれますが、まずは基本の赤・青・黄色。プログラムが進むと、白・黒・緑などバリエーションが増えていく仕組みになっていて、本当によく作りこまれているなと感じます。
定期便で届く、というのは教育講座でとてもいいポイントですね。
日本の文化が学べる
海外にいると感じにくい日本のイベントや文化が学べます。親の自分も忘れがちな「お月見」や「節分」なんかは、楽しい行事ですし是非子供には伝えてあげたいですね。
長く遊べるエデュトイ
毎月届く玩具=エデュトイです。音が鳴って叩いて遊べる太鼓でリズム感を養えるものや、小さな滑り台に水を流しておもちゃのペンギンを滑らせてテコの原理を学べるものなど、子供の興味と可能性を引き出してくれる教育玩具がとてもいいです。決して大きすぎず、でもしょぼすぎずといった感じで、これまたよく作られているな~と感じます。
1回切りで終わりではなく後々届くエデュトイと合体できるものも多くあり、長く遊ぶことができます。
また、エデュトイが教材の内容とリンクしているので、自分の手元にあるおもちゃを使ってDVDや本に出てくるのと同じように遊べるのがとても面白いようで息子は毎回楽しみにしていました。今現在もこどもちゃれんじの玩具でよく遊んでいます。

日本の子育ての情報が得られる
海外にいると日本の子育て事情ってなかなか分からないですよね。こどもちゃれんじでは、毎月親向けに子育て冊子がついてきます。
「褒め方・叱り方」、「食の悩み」、「保育園・幼稚園の悩み」など日本の子育ての考え方を知るとてもいい機会でした。海外で子育てしていると、日本で育てられた自分自身の経験とのギャップに悩むことって多々あると思います。この冊子には、「あ、自分の感覚って間違ってないんだ」と救われたことが何度もあります。
飽きたら英語でも見られる
最後のおすすめポイント。それは、DVD教材は英語でも見ることができる点です。全く同じ内容に英語吹替がついているので、日本語と英語の言い回しの違いを学ぶことができます。子供だけでなく、親の私も英語の勉強になってとても良かったです!
まずは日本語で何度も視聴し、飽きてきたら英語で見る。というのが我が家のルーティンでした。
こどもちゃれんじ海外受講注意点
海外輸送への不安
これは海外あるあるですが、郵送物ってスムーズに届かないこと多いですよね・・?こどもちゃれんじ海外を受講すると、日販アイ・ピー・エス株式会社または株式会社OCSが支払いや発送業務を委託されていて、そこから海外発送されます。
それを最終的にDHLなどのアメリカの宅配業者が届けてくれます。ここで各業者のサービスの差がでるのですが…。
人によってポーンと荷物が適当に玄関先に投げ捨て(?)られていたり、待てど待てど届かなかったり。毎回きちんと届くか少し不安でした。幸いにも我が家は毎月問題なく届いていたのラッキーでしたが、海外輸送への不安はいつもつきものです。。
とても満足度の高いこどもちゃれんじ。我が家は日本への本帰国とともに退会しました。帰国後またやってもいいなと思いつつ、でも幼稚園も始まったので結局再入会はしないままですが、息子は今でも教材や本、エデュトイは変わらず引っ張り出してきて遊んでいます。4歳の今の方が理解度が進んでいるので、成長を感じられて嬉しいです。
長く使える「こどもちゃれんじ」は、是非海外生活中に取り入れてみてください!
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