長年の悩み「子供の便秘」にモビコールが効いた!

子育てお役立ち情報

子育てには色々悩みがつきもの。寝ない?泣き止まない?言葉が遅い…?子供に関する事は親にとって一大事。長期化すればもうその悩みはずっと頭を離れません。

我が家の場合は、「便秘」でした。

便秘なんて、ちょっとお腹が張るぐらいでしょ?大したことない!なんて思われそうですが、振り返れば息子が生まれてから4年ちょい、ほぼずっとこの便秘で悩んできました。今日も出なかった…と気になって気になって。

友人や小児科など色々な人に相談しました。そして最近始めた便秘薬「モビコール」を使い始めて、驚くほど出やすくなったのです!

本日はお子様の便秘で悩むママさんパパさんの参考になればと、我が家の体験を時系列でご紹介します。

便秘の定義とは?

そもそも、どのくらい便がでないと便秘になるのでしょうか?ネットで調べたところ一週間とありますが、小児科では3日出なかったら便秘と言われます。

3日って・・・!

それで便秘だなんて言われると、息子は本当の赤ちゃん期を過ぎてからはずっと便秘状態ということになります…。

便秘には、①便意を催すけど出ない(出にくい)タイプと、②そもそも便意すら感じないタイプと2種類あります。

息子の場合は、長らく①を引きずったのち②に移行してしまった感じです。

排便機能というのは、直腸に便が溜まる→腸の壁が伸びる→脳に便意が伝達される、漏れないように肛門を閉める→トイレに着くとお腹に力を入れていきみ肛門が解放される、というとても複雑な機能です。

この排便機能がやっと大人並みになるのは小学生高学年と言われています。

幼児期の便秘を軽くみると大人になっても排便で苦労することになります。排便機能がしっかり育つように、大人はしっかりサポートしてあげる必要があります。

息子の便秘歴

では我が家の便秘奮闘記の始まりです。同じようなご経験でお悩みの方いらっしゃるのではないでしょうか?我が家が便秘解消に向けて取り入れたモノやお薬も合わせてご紹介しますね。

赤ちゃん期~1歳過ぎ頃

生まれてからしばらくの息子は、1〜2日に一回ぐらい(人並みに)便が出ていました。

それが怪しくなってきたのが、息子がお座りができるようになった頃。便意を感じたとき、息子は何故か床に座ったままの状態で気張ろうとします。理想は四つん這い、少なくとも寝転んでしまえば出やすいものを、お尻の下に空間がない状態で気張るので便を押さえ込んでしまうのです。

顔を真っ赤にして思いっきり気張るのですが、その姿勢ではどうしたって出てきません…。

なんとか息子にお尻を浮かせて欲しくて見本の動きを見せたり、気張り始めた瞬間にお尻を持ち上げるべく近くで待機したり。色々しましたがなんせ生後6、7ヶ月の赤ちゃん。

全然上手く伝わりません…。

本人は出したいのに出せないのが辛くて泣き出すし、私も悲しくなる。他のママに聞いたら、寝転びながらするよ〜とか四つん這いになってするよ〜とかで、同じ悩みを共有できる人がいません。何故うちの息子は座っている状態で気張り始めるのか…。

5日〜1週間溜め込むのは日常茶飯事になり、もうお腹が常にパンパン状態。じゃあいつするかと言うと、カーシートでお尻がちょっと斜め状態になっている奇跡的なタイミングや、無意識の寝ているときに本当に耐えきれなくなった便が出てくる、という感じです。

小児科に相談したら、パンパンになる前にまずは薬で出してあげた方がいいと言われ、その頃アメリカに住んでいた私は座薬(suppository)を勧められました。日本だと小児用浣腸が手に入りますが、アメリカはないようです。

泣き叫んでる息子を押さえつけて座薬を頑張って入れてみても、上手くいかずにポロンと出てきてしまいます。入ったとしても排便になかなか繋がらない。我が家の場合、座薬はあまり効果なかったです…。

あと出来ることと言えば、便をできるだけ柔らかくすること。割と効果があったのが、

  • プルーン
  • 人参
  • りんご

柔らかくなった便が、ミョーンとお尻の割れ目の僅かな空間を埋めるように出てきてくれると泣いて喜びました。もう私もかなり悩んでしまっていましたね。夫も仕事から戻っては、「今日出た??」と心配する日々。

日本の友人に相談したときに、小児用浣腸の存在を知ります。早速、日本の母に送ってもらい試してみるとすぐに出ました。(もちろん泣き叫んで拒否する息子を押さえつけて実行です…。)あまり常用すると慣れが出て良くないとも聞いたので、”いざ”というときように常備していました。

立っている時間が増えた1歳半

それが好転したのが1歳半のころ。歩き始め、立つ時間が増えました。するとある日、奇跡的に立った状態で気張り始めたのです。おー!!そうそう、それ!ついにお尻を持ち上げながら気張っている!

もうドキドキしながら見守りました。真っ赤だった顔が次第ににっこり笑顔に。おー!!出た!!!

感動でまた涙がでました!

立ったままだとスルンと便が出るのを理解した息子は、それ以降立った状態で排便してくれるようになり、3~4日に1回ぐらいは出るようになってきます。まだ頻度は少ないですが、何より本人が出したいと思うタイミングで出せるようになったのが大進歩!

あんなに悩んでいた日々は何だったのかというくらい、心が軽くなったのを覚えています。

トイトレ始まってまた後退

上手くいっていた息子のお通じ事情ですが、2歳4か月ごろにトイトレし始めてまた後退し始めます。一般的に子供が便秘になるタイミングは下記の3つがあります。

  1. 離乳食が始まった頃
  2. トイレトレーニングが始まった頃
  3. 幼稚園が始まった頃

やはり習慣が変わるとトイレ事情も変わってきますよね。

息子は昼間はオムツではなくパンツで過ごすようになります。立った状態でオムツに出す→オマルで排便という変化にとても戸惑ったようで、当然上手くいきません。おしっこはすんなり移行できたのですが、大きい方はなかなか。次第に便意が来ているであろうのにまた我慢するように。悪循環の始まりです…。

気づけば5日~1週間出ていない!お腹パンパン状態!

で、夜はオムツを履いていたので、夜中に寝ながらオムツに出すようになります…。初めはびっくりしましたが、こちらも何とか出して欲しいので、寝る前にオムツを履かせながら、「オムツにうんちしていいから」と言う始末。

でもそれしか解決法がなかったんです。5日~1週間溜め込んでは夜中にほぼ無意識のままオムツに排便。こんな状態がいつまで続くのかととても不安になりました。便をなるべく柔らかくすべく食事にも気を付けて、夜中オムツといざという時の浣腸でなんとか乗り切っていました。

日本へ帰国。本格的に薬での治療開始

夫のアメリカ赴任が終わり、息子が2歳半の時に日本へ本帰国します。帰国後も相変わらず、5日~1週間おき、夜中にオムツへ排便。いやもう、トイレでうんちしたのいつだっけ?と思い出せないほどになってきます。

便意も鈍くなり、息子はお腹は常にパンパン状態。心配になります。でも不思議と食欲もあり、お腹が痛いと言うこともないんですよね。私ももうこれでいいかと開き直ってきます。しかしある晩、ベッドの上で泣きながら気張っている息子が。。

便が固くなりすぎて上手く出せず、眠気もなくなって本気で泣きながら気張っているのです。夜中に、ベッドの上で。。そんなことが数回続いたので、やっぱりこのままじゃいけないと小児科に相談します。

やはり大事なのは排便習慣。下記のポイントを説明してくれました。

  • 便が詰まっている状態だと何もできないので、3日出なければまずは浣腸で出す
  • 便を柔らかくする「酸化マグネシウム」の内服薬を始める
  • トイレに頻繁に誘う
  • 自分から「うんち行きたい」と言えるようにする
  • 今の状態が改善するには1年以上かかるので長期戦を覚悟する

アメリカと違って日本は薬がすぐ出ます。薬に頼るのもなんだか抵抗感が少しありましたが、ここまで悪化してしまったのでとりあえずこれでやってみようと、いよいよ本格的に薬を用いて便秘と向き合うことになります。

酸化マグネシウムを朝晩2回。少しザラっとした粉薬で、ヨーグルトに混ぜるとすんなり飲んでくれました。ドクターには3日と言われたけど、私は5日待って出なければ浣腸をしていました。市販のものではなく、病院で出してもらう浣腸はもっと強力で、これまたよく効きました。

確かに酸化マグネシウムのおかげで便はとても柔らかくなり排便時の痛さが軽減されたので、次第に息子もトイレで排便してくれるようになります。

といっても、これまた一進一退。基本まだうんちが嫌いな苦手な息子は、ちょっとタイミングを逃すとすぐ我慢します。一度タイミングを失うと溜め込み、また便意を感じるのが鈍くなって溜め込んで、浣腸で出して…。

トイレに足を乗せる台を取り入れたり、アロマオイルでお腹のマッサージをしたり、薬以外の出来ることも頑張りました。

良くなってるんだかそうでもないのか。よく分からないまま半年ほど過ぎます。いや、でも5日空くのは日常茶飯時だったので、やっぱり良くはなかったのだと思います。。

我が家で取り入れた踏み台

木製で重量が重いが、その分動きにくく安定してるこちらのタイプを選びました。プラスチックのものと比べ安っぽくなりません。インテリアを邪魔しないので、トイレの踏み台を卒業したらキッチンでのお手伝いステップとしても使えそうです。

モビコールに変えて劇的に改善

酸化マグネシウムがマンネリ化してきたので、小児科の先生から新しい薬を提案されました。それがモビコールです!

  • 酸化マグネシウム=便を柔らかくする
  • モビコール=便を柔らかくする&腸の動きを促してくれる

ふむふむ、腸の動きを活発化してくれる機能があるなんて効きそう!こちらも粉薬です。まぁまぁ量は多い…。いつも通りヨーグルトに混ぜて飲んでもらったら、息子は半泣きで「味が変すぎる、飲めない」と(!)

マジか、と私も試しに口に入れてみると、確かにマズすぎる…。かなり独特の味が強いです…。どうしよう。他にも色々組み合わせを試します。

  • お茶、牛乳→マズすぎて絶対無理
  • りんごジュース、アイスクリーム→味はなんとかいけるけど、ジュースとアイスを毎日朝晩あげたくない

そこで辿り着いたのが、、、じゃーん。

アクエリアス!!この味がちょうど良くて薬の強い味を中和してくれるんです!しかも嬉しいゼロカロリー。毎日朝晩2回飲むので、出来るだけカロリーを抑えたいですよね。(通常4歳は1日1回の服用ですが、息子の場合はかなり頑固な便秘なので2回になりました)

モビコールを飲むようになって、早3日目。朝食を終えた息子の顔が少し歪んで、どうした?と聞くと「ママ…うんち出そう」と…!!!!

えー!!!待ちに待ったその言葉!!!急いでトイレへ行きます。すると5秒もせずにスルンと綺麗に出てくれました。本当に感動です。

息子の「痛くなかった」という言葉が嬉しくて嬉しくて。うんちの仕方、何となく分かった?と聞くと、うんと頷いてくれました。嬉しい涙

それから排便頻度も上がってきます。もちろん一進一退あるのですが焦らず、息子のお腹を信じて待ちます。なんせ酸化マグネシウムと比べ、断然モビコールの方が調子がいいです。

小児科のドクター曰く、モビコールは体に吸収されることがないので副作用の心配がほとんどないとのこと。なので、気にせずきっちり飲み続けて、このまま排便の習慣、自分でトイレに行く(行きたいと言う)、自力で出す、ということを体に叩き込んでいきましょう、とのことです。

ここ数週間ほどは特に調子が良くて、なんと2日に1回は出ています。1週間溜め込むなんてザラだった頃と比べると飛躍的な進歩です。

我が家の経験からモビコールのポイントをまとめると、

モビコール

味がけっこうキツイが、アクエリアスやポカリが味の系統が似ていて中和してくれる

体に吸収されないので副作用の心配が少ない

今まさにお子様の便秘でお悩みのママさん、パパさん。もしまだモビコールを試していないようでしたら小児科の先生に相談してみてください。我が家ではかなり良く効いています。

このまま息子の排便習慣が定着するよう、もう少しモビコールを続けていって、徐々に減らしていけたらいいなと思っています。

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