子供をインターナショナルスクールに通わせたい!候補校も決まった!となると、次はトライアルや面談/面接または、筆記試験という流れになる学校が多いかと思います。
我が家の場合のスケジュールは、関西にある国際バカロレア校にて2019年5月(2歳8か月)に説明会、1回目のトライアル。翌6月に2回目のトライアルを受け、無事合格。8月末の新学年度から学校生活がスタートしました。幼稚園なので筆記試験は無しでした。
今回は、1回目と2回目のトライアル体験談について、当時の私の個人的な感想も添えてご紹介します。今まさにトライアル待ちでドキドキしている方もいらっしゃるかもしれません。是非読んでいただき、当日のイメージ作りに役立ててください。
インター幼稚園入学に向けて。トライアルって何?
トライアルとは、実際の1日のアクティビティに最初から最後まで参加し、他の生徒との相性や社会性など幼稚園生活を過ごすのに問題ないか、その子の人柄を見る面談の意味合いがあります。語学スキルのチェックもされます。(ただ、幼稚園の場合は英語を話せない子も多いので、英語ができない=不合格という訳ではないです。あくまでも現状を知る、という目的)。
こちら側も先生の接し方や学校設備などをチェックできます。トライアルとは、お互いにどんな実態か知れるものでインター入学に必要不可欠です。ちなみに我が家が受けた学校では1回のトライアルで¥20,000かかります。

入学前からこれって…。けっこう取られますよね
インター初体験!トライアル1回目
我が家の場合、インター初体験というより、スクールが初体験でした!アメリカ滞在中、Mommy & Meクラスに通ってはいたものの幼稚園や保育所には預けていなかったので、母子分離が初めてだったのです。
ということもあり、先生からはまずはお母さんも一緒に入ってください、途中で大丈夫そうならソッっと抜けてという指示が。明るいベテランドイツ人担任と可愛らしい若めのアメリカ人副担任のクラスでした。
始業時間になり、まずは「サークルタイム」。円になって英語の歌をうたい手遊びをしてウォーミングアップです。うちの息子は恥ずかしがってずっと私の後ろに隠れていました..。
先生が、”What is your favorite song?”と聞いてくれたので、アメリカでもよく歌っていた”Wheels on the bus!”をリクエスト。いつもはブンブン腕を振り回して歌っているのに息子は全く無反応..涙
クラスには、2~3歳の小さな子供たち。国籍は、中国、シンガポール、フランス、スペイン、ドイツとバラバラ。英語がすでにできる子もいれば、母国語しか話せない子もいます。先生も急かす感じはなく、のんびりしている雰囲気が良かったです。
教室内は、当たり前ですが英語ばかり。置いてある玩具や本も海外製で、アメリカ赴任時代を思い出して懐かしかったです。
その後は、園庭で遊んだりスナックタイムしたり。年齢的に小さいのか、私たちがいることで緊張させてしまったのか、友達同士が英語で会話をするという場面には遭遇しませんでした。が、先生は終始英語で話しかけ、先生同士の英会話も聞いているので、しっかりと英語環境にいられることが分かります。
ここは、全校生徒120名ほどの幼稚園と小学校が併設されている小規模インターなので、小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんとも共有スペースが多く、上級生から英語で話しかけられる場面が多いのも良いと思いました。触れ合う生徒数が多い分、よりダイバーシティな環境に身を置けます。また上級生から優しくされることでお世話することや助けることなどの社会性が学べるのもプラスポイントでした。
その後、お外遊びの時間になりました。その日は、8人の幼児に対して2名の先生が付きました。日本の保育園に通う友人に話したところ、なんて手厚い!と驚きの声が。日本では30人の子供に対して大人2人とかが普通のようです。
公園では、ボールを蹴ったり砂遊びをしたり。言葉は関係なく、みんな思い思いに好きなように遊んでいました。
教室に戻ってランチタイム。みんなで手をつなぎ、英語でご飯に感謝する歌をうたいます。お弁当もそれぞれの国の色が出ていて面白かったです。うちは、おにぎりに卵焼きのザ・日本のお弁当です^^
ランチタイムが終わり、お片付けをしてストーリータイムが終われば、あっという間にお迎えの時間が来て終了です!
息子が全然私から離れてくれず、私もいきなりは無理かな~と思ったので、トライアル1回目は結局ずっと一緒にクラスに参加しました。

インターがどうのこうの言う前に、母子分離が難しいのでは・・?ということに笑
先生も、息子一人の時の様子が全く分からなった!とのことで、翌月改めてトライアルをすることになりました。
インター入学なるか。トライアル2回目!
さて、2回目のトライアル日がやってきました。今回は先生側から、(1回だと判断できなかった為)2回目来てほしいとリクエストされたので、料金は不要でした。
この日は母子分離時の様子を見たいとのことだったので、朝一クラスに送り届けサッと姿を消しました。一度体験していたので、特に愚図ることなくすんなりとサークルタイムに入っていくのを柱に隠れながらこっそり覗き見・・。
その後は、前回と同じルーティンをこなしているはずですが、「トイレ行きたい」や「お弁当の蓋を開けて」など英語で果たして伝えられるのか、いや出来るわけないよな~ととても不安なヘタレ母さん。
公園へ行くときも遠くからついていきずっと観察…。お友達とペアになり、信号では手を挙げて渡っていました。後で先生に聞くと、信号が青になると”It’s green! It’ green!”と英語で反応し、みんなに伝えていたようです。おぉ、いい感じ。
私が柱の陰から必死に中の様子を伺っていると、通りがかった知らない先生が、”It’s his second trial, right? He’s doing great!”と声をかけてくれ、こちらが知らない先生でも状況を把握してくれている事にとても安心感を抱きました。
4時間を終え、待ち遠しかったお迎えタイム。笑顔で私の胸に飛び込んできてくれました。先生によると、母子分離は全く問題ない、言葉に関してはまだ発言は多くないがこれからでしょう、と。このクラスで是非一緒に学んでいきましょう!と無事に合格を頂きました。
公園で遊んでいて一人遅れそうになった時、焦って追いつこうとして「待って~!」と日本語で叫んでいたそうです。先生も日本語はある程度理解しているので、いざという時に息子自身が日本語でも意思表示ができるのを聞いて安心しました。
ちょうど同じように幼稚園生活をスタートさせたばかりの、近い月齢のスペイン人の男の子がいるのも心強かったです。国籍も様々ですし、私たち夫婦が理想としている、「世界には色んな肌の色、言葉がある。そんな環境で自然に英語を共通語として習得して欲しい」ということを叶えられる場所だと思う事ができました。
お迎えにきた他のママさんたちも国際色豊かでとてもフレンドリー。「同じクラスになれるのを楽しみにしているわ!」とBig Smileで私たちを歓迎してくれました。私もまた英語を話せる環境が見つかりとても嬉しかったです。
インター体験(トライアル)を終えたら、入学手続き
2回のトライアルを経て、この幼稚園でやっていけそうだ、ここで英語教育を受けたいという気持ちが強くなりました。トライアルは学校側から見られているだけでなく、こちらもここに預けて大丈夫かという判断をする側でもあります。しっかり見て、分からないところ、気になるところはクリアにして入学したいですね。
入学の意思が固まれば、その旨を伝え、入学手続きに進みます。

入学金・授業料(前期分)の振り込み
Application formの提出
小児科のサイン付き健康診断書の提出
その他、顔写真や緊急連絡先などの提出
など
我が家の場合、トライアルを終えたのは6月でしたが、すぐに夏休みに入るタイミングでしたので少し待って8月末の新学年のスタートと同時に入学となりました。国籍は更に増えて、トルコやオーストラリアの子供が仲間入りする予定だと聞き、とてもワクワク楽しみになりました。
以上、我が家のインター体験談についてご紹介しました。これからトライアルをご予定されている方の参考になれば幸いです。
コメント