日本にいながらでもすぐできる「国際感覚を磨く方法」

グローバルマインド

前回の記事では、国際感覚(グローバルマインド)の必要性についてお話しました。

よし、やっぱりグローバルマインドって大切だ。じゃあ留学する!?海外に住む!?

いえ、実は日本にいながらでも、すぐにできる国際感覚を養う方法があります。日々の暮らしの中で少しマインドセットを変えるだけです。

少しずつ実践していきましょう!

自分で考える「思考力」を磨く

日本の教育はいわゆる「暗記型」と言われています。先生が黒板に書くことをノートに写し、テスト前はそれをひたすら暗記する。知識がつくという点では間違いないですが、自分で考えるのが苦手になる傾向があります。自分の意見よりも、決まったこと・ルールを重視します。

一方海外の教育は「思考型」と言われ、子供のうちから自分の意見を持ち主張できるように教育されます。先生は事あるごとに、”What do you think?”と聞き、生徒に考える時間を与えます。正解は一つではなく、様々意見や考えがあるのが当たり前になります。

幼少期からの教育というのはなかなか抜けないもので、いつの間にか思考力がストップしてルールに当てはめてしまっている日本人の大人は多いんじゃないかと思います。

私は大学を卒業して、日系企業に就職しました。そこで日本人上司によく言われたのが、とにかく事細かにホウレンソウ(報告・連絡・相談)をするということ。どんな些細なことも上司の決裁が必要で、なかなか自分ひとりで考え結論を出す機会って少なかったです。

その後、外資系企業に転職。そこでアメリカ人上司によく言われたのがこの質問。

「自分で考えた?」

何故そう考えて、どうなって、どうしたいのか。「自分の考え」が何なのかを強く意識しながら仕事するようになりました。結局上司から正解は教えてもらえず(励ましてはくれます)自分自身を頼りにするしかないので、さらに深く思考するようになります。

外国人と仕事や生活で関わると、みんな自分の意見をしっかりと持っていることに驚きます。

例えばみんなで何か決め事をしている時。自分以外の誰かが発言している間も、思考を止めずに考えてください。急に「で、どう思う?」と話しを振られ、えーと、えーと…。と何も言えないようでは国際社会では置いてけぼりになってしまいます。別の誰かが決めてくれるのを待つのではなく、自ら考える「思考力」を磨くことで、国際感覚をあげていきましょう。

今日から実践:国際感覚を身につける方法1

ルールを取っ払い、何故?どうして?を自ら考える「思考力」を磨く。考えるのを止めない。

周りに合わせるのをやめてみる

自分の頭で考えて答えを導き出したら、自信を持って主張してみましょう。

日本人はどうしても周りに合わせる傾向があります。多数決の場でこんなことありませんか?

本当はプランBがいいと思ってたけど、えっみんなプランAがなの?う~ん、確かにプランAもいいよな。うんうん、後で意見を聞かれても面倒くさいので便乗しちゃえ!

チームワークや協調性ってとても大切ですし、コミュニケーションスキルの一つです。が、この場合はただの「面倒くさがり」。他人と議論するのに慣れていない日本人は無意識に意見の衝突を避ける傾向があるので、楽な方へと流れていきます。そう、日本人は実はとても「面倒くさがり」なのです…。

でも、せっかく自分の頭で考えて導き出した意見。飲み込んでしまわずに頑張って主張してみましょう!

きっと面倒くさいし、相手からも面倒くさがられるし、大変な思いをすることになるかと思いますが、グローバル人間になるにはそこから変える必要があります。

いつも人に意見を合わせているようでは、「自分の意見のない人」というレッテルを張られ、国際社会では能力のない人と思われてしまいます。

今日から実践:国際感覚を身につける方法2

周りに合わせるのではなく、面倒くさがらずに自分の意見を主張してみる

議論した上で「違う」を受け入れるオープンマインドでいる

自分の意見を主張するのは大切ですが、イコール自分の意見のみを押し通すべきという訳ではありません。

日本人は海外と比べると多様性に慣れていない民族です。それゆえ、何か自分と異なるモノや考え方に遭遇した時、「ちょっと嫌だな」「自分の考えの方が正しい」と思いがちです。

「違う」に遭遇した時、拒絶するのではなくまずは「知ろう」としてみてください。お互いを知るところから始まり、歩み寄るところはお互い歩み寄って、曲げられないところはきちんと説明をして分かってもらう努力をする。そいういった知ろうとする姿勢柔軟性やが重要になってきます。

しっかり議論した上で、相手の主張に「そうだな」と納得すれば、それを受け入れるオープンマインドでいることを心掛けてください。考えた末に意見を変えるのは、恥ずかしいことではありませんよ。

今日から実践:国際感覚を身につける方法3

意見がぶつかった時は、まずは相手のことを知ろうとする。自分のことも知ってもう努力をする。その上で、「違い」を受け入れる。

3つのバランスを保つ

最後は、バランス力です。上記に述べた3つのことをバランスよく取り入れてください。

  1. まずは自分で考える
  2. それを周りに流されずに主張する
  3. 相手と意見が違う場合は話し合い、「違い」を受け入れるオープンマインドでいる

このどれかが強すぎても弱すぎてもよくありません。バランスを保ちながらそれぞれのスキルを磨いていってください。

今日から実践:国際感覚を身につける方法4

「考える・主張する・受け入れる」のバランスを保つ

外国人はこの3つのバランス感覚が非常に優れています。幼い頃から学校でそういった教育を受けているからです。

前回の記事で述べたよう、日本もすでにたくさんの外国人・海外の文化が入ってきており多様化しています。グローバル社会でより必要になってくる国際感覚は、日常のちょっとしたマインドセットで磨いていくことができます。

少しずつ実践していきましょう!

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