本帰国後、インターに通い始めて変わる「ママ友付き合い」

インター

突然ですが…。ママ友とのお付き合い、どうですか?

子供ができると、育児の嬉しいこと/不安なこと、豆知識など沢山のことを共有できるママ友がとても有難い存在になります。家族とはまた違った側面で支え合える、とても大切な存在ですよね。

そんな育児の戦友=ママ友との距離感は、その時その時の自分の状況で少しずつ変わっていきます。子供が赤ちゃんの頃は大した環境の違いはなかったのに、その後ワーママ、専業主婦ママ、保育園、幼稚園と選択肢が違えば共通話題も異なるもの。

では、「赴任家族が帰国後に子供の教育の場としてインターを選ぶ」と、友達付き合いはどのように変化するのでしょうか?インターママってまだ少ないので、ママ友付き合いが分からないという人も多いのでは?

今回はそんな、本帰国後のインター通いにまつわるママ友付き合いについて書いていきたいと思います。

こんな人におススメ

帰国後、ママ友関係で悩んでいる

インターママ友が欲しい

学生時代からの古い友人との関係は?

ワーママ&保育園率が圧倒的に高い

帰国してまず会いたいのが、学生時代からの古い友人ではないでしょうか。気心の知れた友人と久しぶりに会って、子育てにまつわる情報交換を楽しみしている方も多いと思います。

でも待って!その友人って、日本の保育園に子供を預けてとっくに職場復帰しているワーママさんばかりではありませんか?海外生活を経験した上インターを考えている元駐妻の貴方とは、価値観や目指す方向性が大きく違う可能性があります。

私も、息子と年齢の近い子を持つ友人が多いので、やっとみんなと一緒に子育て話ができるとウキウキしていました。そして実際に会ってまず聞かれるのが、「いつ仕事復帰するの?」「保育園どうするの!?」

バリバリ働いていた頃の私を知る友人だからこそ、本帰国ということもありまずは「復職」に注目が集まります。

私はアメリカで初めて専業主婦になったことで人生が変わり、もう前のように正社員で企業勤めはしないと決めていました。また、息子にはインターを探すつもりでした。

なので先ほどの質問には、

就活はしないよ!子供はインターに入れたい!

と返答。すると絶対一番最初に言われるのが、「えっ…インターって高いんでしょ!?うちは無理だわ

ここで、なんとなく友人たちから線引きされるのを感じます。

昔からの友人とは距離ができる

普通の日本人家庭でもインターに通う子供が増えてきたとは言え、まだまだ少数派。

子供が1歳になる前から保活戦争が始まり、無事に保育園が見つかれば職場復帰するというのが圧倒的多数です。はなからインターという選択肢がありません。我が家だって、海外赴任が無ければインターなんて思いも付かなかったかもしれません。

やはり学費の問題も大きいです。多少英語教育に興味がある場合でも、インター=お金がかかる=諦めるという構図はよくあるパターンです。それ故、インターを選んだのにはきちんと理由があるのに、お金のイメージだけが先行してしまいます。

(正直、我が家も決して金銭面で余裕があるわけではないのですが、やりたい事なので優先順位をつけてなんとかする!という感じです。)

それからは、友人とはあまり子供の教育については話さなくなってしまいましたね。企業勤めのママが圧倒的に多いので、みんなが集まるときは保育園や学童について情報交換していることが多いです。話についていけず、疎外感を抱いてしまうかもしれません。

帰国後インターを選択すると、古くからの友人との間では共通話題が減ってしまうケースがあるので覚悟した方がよさそうです。

近所で知り合う新しいママ友

帰国後、近所の公園で新しくママ友付き合いが始まる方もいるのではないでしょうか。

日本の公園の夕方5時~6時ごろというのは、働いているママさんが仕事を終え、保育園に子供をピックアップし、自宅に帰る前に近所の公園でひと遊びさせながらママさん同士情報交換をする、というのがよくある光景です。なので、公園で遊んでいる2~5歳ぐらいの子供たちは同じ保育園に通っていることが多く、保育園の延長のような感じでみんな仲良く一緒に遊んでいます。

我が家も夕食の前によく行く近所の公園があります。よく見ると、側にある保育園からそのまま流れてきた子供たちがグループを作っています。そこに、いわばよそ者の私たちがジョインするわけです。

息子は性格的に誰でも友達だと思うタイプで、出来上がっているグループにもグイグイ入っていくのですが、初めの頃はよく無視されたり仲間に入れてもらえないことが多かったです。それを見た時はさすがに胸が痛み、「やはり地元の保育園や幼稚園に入れて、近所にたくさん友達を作れる環境にしてあげた方がよかったのでは…」という思いが沸き上がりました。

でもママさんたちの優しいフォローも頂け、今ではお友達に息子の名前も呼んでもらい、一人だけ違う園に通うのにしっかり仲間に入れてもらえています。息子がたまに英語で単語が出ると、「うちの子も最近マネして英語話すんですよ」と喜んでもらえます。

インターを選択すると、なかなか自宅の近所に友達ができません(インターのある地域に住む場合を除いて)。ですが、こちらが仲良くなりたいな、と心を開けば仲良くしてくれるお友達はできます。おそらく、車やバス通いの自宅から離れた私立の幼稚園を選択した場合なども、同じ苦悩に直面するかもしれません。

インターで知り合う本命ママ友

そうなると、やはり本命(?)は同じスクールのママ友、ということになります。子供の先生のこと、持ち物やイベントのことなど共通事項盛りだくさん。LINEグループなんかにも参加することになり、やっと自分の「居場所」ができるのです。

帰国して目まぐるしく環境が変わる中、そういった場所ができるのはホッとしますし、(大袈裟ですが)生きていくモチベーションもあがります。

ただ、インターは海外からの赴任者外国人ファミリーが多いので、そういった外国人はいずれ自国へ帰ってしまいます。せっかく仲良くなっても1年後、3年後、5年後にはバラバラになってしまうのです。

そこを常に意識する必要はないですが、いつか転校していってしまうというのをみんなが自然と心づもりしているのも事実です。インターは本当に入れ替わりが激しいです。生徒だけでなく先生もしょっちゅう国を超えて変わります。

そのあたりのインターあるあるは、入学前にイメージしておいた方がギャップが少なくて済みそうです。

赴任先で出会ったママ友

最後に、海外赴任中に出会ったママ友についてもお伝えします。

本帰国が決まった時、私が一番辛かったのがアメリカで出会ったママ友との別れでした。海外の地で、自分にとって初めての育児を一緒に乗り越えた彼女たちとの友情は格別です。

帰国後は、定期的にSNSやチャットで連絡を取り合ってキャッチアップしています。距離や時差はありなかなか前のようには関われないけれど、友情は決して切れることはありません。

帰国後も英語頑張ってるよ!と、息子が英語を話す姿を見せると、その成長に自分のことのように喜んでくれます。

帰国が決まり現地のご友人との別れが辛く落ち込んでいる駐妻さんも多いと思います。もちろん付き合い方は変わってしまいますが、今の時代は気軽に連絡が取れるので大丈夫です!

便利な時代に生まれて本当に良かった!

みんなそれぞれに家庭があり、日々目の前のことに忙しいので、友達って急に仲良くなったり距離ができたりしますよね。色んな友情の形があって当然のことだと思います。今回は元駐妻の私が本帰国してインターを選択したことで感じた「友達(ママ友)付き合い」のことを記事に残してみました。

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