近年日本でも人気のベビーシャワー。出産を控えナーバスな妊婦さんを、可愛い飾り付けやプレゼントなどで応援するとても素敵なイベントですね。
ベビーシャワーはもともとアメリカが発祥のイベントです。アメリカではプレゼントや食事に加え、ベビーシャワーならではの楽しいミニゲームがたくさんあります。本場ではどのように楽しんでいるのでしょうか。本日は筆者の体験談からお話します!
アメリカ発祥:ベビーシャワーって何?
生まれてくる赤ちゃんや出産を控える妊婦さんへ、シャワーのように愛情を注いでお祝いしようというイベントです。
日本でも出産前にお祝いするケースが増えてきましたが、まだまだ「出産まで何があるか分からないから、お祝いは無事に赤ちゃんが生まれてから・・」という考え方が主流かと思います。ただ産後は何かとバタバタするので、少人数で短時間のみ訪問したり、プレゼントだけ郵送で送ったりしますよね。
アメリカでは生まれる前から盛大にお祝いします。不安な出産を無事に乗り越えられるよう元気づける目的があり、また赤ちゃんやママが産後からすぐに使えるアイテムを事前にプレゼントすることで無駄なく活用できることから、合理的なアメリカらしいイベントとも呼べます。
アメリカ発祥:ベビーシャワー概要
招待
妊婦の親しい友人や家族が企画メンバーになることが多いです(妊婦自身が企画メンバーの一員になることも)。時期はだいたい妊娠7~8か月ごろ。誰かの家ですることが一般的ですが、大きなレストランを利用することもあります。日時や場所を決めたら招待状を送ります。
会社関係、友人関係、家族のみなど複数回に分けてやる場合や、全てひとまとめにして大きなパーティーでやる場合もあります。
私の場合は、渡米してすぐに知り合ったママグループの皆さんが提案・企画してくれ、妊娠8か月になるころに開催してもらいました。初めての、しかも本場アメリカでのベビーシャワーだったので、提案してくれた時はとてもワクワク嬉しかったのを覚えています。
ギフト
ベビーシャワーが決まると、みんなにどこの店でレジストリ(Registry)してるの?と聞かれます。

ん?なんだそれ??
簡単に言うと、妊婦が欲しいものリストを作成し公開することです。プレゼントしたい人は自由に閲覧でき、妊婦が本当に欲しいものをプレゼントできるという大変合理的なシステムです。
赤ちゃん用品店やオンラインショップの専門ページを通して登録(レジストリ)します。アメリカだと、Buybuy babyやamazon baby resigstyが人気です。スタイやベビー服といった小さなものから、バウンサーやベビーベッドといった大きなものまで必要なものは何でもポイポイとリストに入れていきます。
登録ができたら、共有用のURLやアカウント名をシェアします。プレゼントする側はリストを見て、それぞれの予算に合ったものを選び購入します。
プレゼントがダブらないよう、プレゼントする側は自分が購入すると決めたらそのアイテムをリストから外しておきます。
妊婦ができる配慮として、プレゼントする側が困らないようリストには値段の低いものも多めに入れておくのがいいですね。プレゼントする側は、リストの中から適切なものが見つからない場合は、もちろん自分で好きなものをプレゼントしてOKです!
私は渡米したてでレジストリのシステムをよく理解していなかったので、登録していませんでした。それでも皆さんそれぞれにプレゼントを準備してくださって感動しました。プレゼントを選ぶのに頭を悩ませてしまうぐらいなら、レジストリして意思表示した方が相手のストレスも減るのでいいかもしれないと思いました。



定番のダイパーケーキ(おむつケーキ)は手作りで頂きました!日本だと、お花やレースをあしらった大人っぽいデザインが人気ですが、アメリカはカラフルで動物のモチーフを入れるのがとても赤ちゃんらしくて可愛く、赤ちゃんが生まれてもしばらく飾っていました。
プレゼントと合わせて、もう使わなくなったバウンサーやおもちゃもたくさん頂いて、とっても嬉しい&助かりました・・!!涙
料理
ホームパーティーの場合、料理は持ち寄りが多いです。メイン、サラダ、おかず、スイーツなどそれぞれ担当を決めて、作ったり買ったりして準備します。
スイカを丸ごと使ったフルーツポンチはベビーカーのデザインになっていて、ベビーシャワーならではでとっても可愛かったです!!
ゲーム
さて、ここからがあまり日本でも知名度のない、ベビーシャワーならではのミニゲームの紹介です!大人も子供も大盛り上がりでした。身の回りにあるものでとっても楽しいゲームができるので、是非取り入れてみてください!
m&mの数当て
まずは哺乳瓶に入ったm&mチョコの数を当てるというのもの。こんな哺乳瓶があるんですね!$1shop(百均ショップ)のパーティーコーナーで見つけたみたいです!
みんなで数字を出した後は、一個ずつ数えていきました。子供が張り切って数えてくれて可愛かったです。
ビンゴ
お次は、ベビーシャワーの定番ギフトでビンゴゲーム!ベビーシャワーでプレゼントの候補になりそうなアイテム名をカードに記入し、プレゼントを開けながらビンゴをするものです。
実際のプレゼントでビンゴするのではなく、アイテム名を書いたカードを使ってビンゴするのでもアリです!

オムツでチョコ当て!
これがめっちゃ大盛り上がりで楽しかったのですが、4種類のチョコをそれぞれオムツに塗り、見た目や匂いを手掛かりにどこのチョコが当てるゲームです!
オムツについたチョコはまさに〇〇〇のよう・・・。それを、みんなでクンクン匂う姿には笑ってしまいます。
ハーシーズやキットカット、スニッカーズなど、普段からチョコを極めているアメリカならではの遊びですね笑
お腹のサイズ当て
最後は、妊婦のお腹周りのサイズを当てるゲームです(写真がないのですが・・)。大きく膨らんだ妊婦さんのお腹を見て、これぐらいかな、という長さを予想してリボンを切りそれぞれ待機します。最後に妊婦が自分のお腹にリボンをあてぐるっと一周させた長さで切ります。
妊婦の持つリボンに一番近い長さを当てられた人が勝利です!
このように、まだあまり日本では見たことがないゲームがたくさんあり、ベビーシャワーを盛り上げてくれました!幹事さんには是非取り入れて欲しいです。
もう一つのイベント:Gender reveal party!
アメリカで今、ベビーシャワーと並んでもしくはそれより人気なのが、Gender reveal partyです。その名の通り、赤ちゃんの性別を発表するパーティーです!
旦那さんにだけサプライズで発表する場合と、妊婦自身も知らずにその場で一緒に知る場合と2パターンあります。妊婦もそれまで知りたくない場合は、検診で性別が判明したらドクターにGender reveal partyをやるから男の子か女の子か紙に書いてくれと頼みます。
企画メンバーは、当日、Boy? Girl?と書かれたフラッグや垂れ幕で飾り付けをし、3・2・1の掛け声とともに性別を発表します。
ケーキの中からブルーのクリームが出てきたら男の子、箱の中からピンクの風船が飛び出したら女の子、などその発表スタイルは様々でとても面白いです。
まだ日本ではあまり知られていないこのパーティー。やってみると楽しいかも?^^
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