楽しかったアメリカ生活も終わりが近づく。引越し日が決まり、いよいよ荷造りを始めなければという状況になっても、私はなかなか気持ちの整理がつかず、帰国への引越し準備に取り掛かれませんでした。契約関係の解約、買い出しや荷造り。やることは沢山あるのにそっちのけで、日常生活を続け現地の友人との思い出づくりに必死。顔を合わせるたびに寂しくなって、あわよくば赴任延長にならないかな、などとよく言っていたものです。
そこでお勧めは、「帰国の約1ヵ月前に、ありがとう会を開く」ということです。
アメリカに滞在中、色んな方との出会いがあり、たくさんの友情・助け・思い出をもらいました。お世話になった方々を一気に招待して、感謝の気持ちを伝える場を設けました。
それによって、やっと気持ちが「帰国」に傾き、やるべきことに取り掛かることができたのです。本日はそんな、ちょっとセンチメンタルになってしまっている駐妻さんにお勧めしたい「ありがとう会」の概要をお伝えしたいと思います。
帰国前の気持ちの整理にお勧め:”Arigato party” 概要
帰国のことを伝えると、色んな友人が送別会を開いてくれます。こちらが感謝しなければいけない立場なのに、お店を予約したり、餞別を用意しくれたり、いつまで経ってもしてもらうばっかりで、感謝してもしきれません。

何か自分たちにできることはないかな・・?
そこで、私たちからみんなを「招待」し、数えきれない友情、助け、思い出にありがとうと伝える、”arigato party“を企画することにしたのです!
Invitation to “arigato party”!!
ゲスト:夫の職場関係、初めの頃お世話になった日本人ママさんグループ、Mommy and Me クラスで仲良くなったローカルママ友グループ、ご近所の仲良しファミリーなど、私たちのアメリカ生活を支えてくれた全ての人を一斉にご招待しました。グループごとに場を設けていると大変なので、垣根を越えて一同に会する場を作りました。
日時:帰国1ヵ月前ぐらいの週末がお勧めです。このタイミングだと、「さよなら」を言った後にまだ1ヵ月あるので寂しくなりません。みなさんにきちんと帰国の挨拶をした後、特に仲の良かった友人とは個別にその後も遊ぶ時間を持てました。
場所:何度もplay dateをした、Water play groundのある公園を選びました。いつも通り子供たちは楽しそうに遊んでいました。
おもてなし:大人数でピクニックできるよう場所取りをして、人数分のピザを用意しました。ピクニック形式だと伝えると、みんな「じゃあ飲み物持っていくね」「レジャーシート大きいのあるから」「スナック担当するわ!」と自ら提案してくれるので助かります。そして泣けます。
*公園によっては、屋根付きのテーブルを使用することもできます。週末は事前予約が必要な場合が多いので、事前に確認してください。
ギフト:それぞれのファミリーに、感謝のカードと写真を手渡ししました。涙でいっぱいになってしまいましたが、きちんとスピーチもしました。
準備は大変だったけど、みんなにありがとうを伝えられて本当に良かったと思います。個別にバラバラと食事会をするのもいいですが、こちらからInvitationを出しPartyと位置付けることで、一つのけじめになりました。アメリカを離れるのは本当に寂しく辛かったですが、この日をきっかけに帰国にきちんと向き合えるようになり、Party後は引越し準備にも本格的に取り掛かることができました。
なかなか帰国への気持ちの整理ができない時にお勧めです。Invitationと言っても、私はメールで送って出欠の返事をもらい、場所もいつもの公園を選んでカジュアルなPartyにしたので、全然難しくなかったですよ!是非企画してみてくださいね。
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